リクルート内定辞退予測データ販売事件で問われるHRTechの合法性
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とても興味深い記事。
なお、個人的な興味として、いったいどんなアルゴリズムなのかと思っていたが、リンク先のプレスリリースには、
「当該採用企業における前年度の応募学生のリクナビ上での行動ログなどのデータを解析の対象に、その企業に対する応募行動についてのアルゴリズムを作成します。そこに、今年度に当該採用企業に応募する学生の行動ログを照合」
とある。
前年度に辞退した(しなかった)学生の行動パターンと似ている行動パターンの学生は辞退しやすい(しにくい)ということか。
単純なだけに意外と当たりそう。けっこう怖いな。
とはいえ、ここまでしなければ辞退を抑えられないということは、新卒大量一括採用がworkしなくなっている、ということだと思う。これは整理が難しそう。
先月newspicksでも大いに盛り上がった「データ所有権」のネタと近しいテーマ。
https://newspicks.com/news/4055218/
データ(から生み出したデータ)は誰のもので、その扱い方にルールを設けるべきか否か。
欧州をはじめとしたGAFAに対する政府の動きともlinkする内容にも見える。
利便性と倫理観の板挟みという点ではテクノロジーの課題そのもの。
このケースでは、企業に情報を提供することで、求職者と企業のマッチング精度を上げる=企業が必要な人員を確保できるようにする事が目的だと思われる。
この情報の有無に関わらず、内定を辞退する人はする。
そうなると採用側の企業にとっては必要な人数を確保できなくなる。だから「本命」の人数を把握したいのだろうな。
一見、企業側に有利な情報提供のように見えるけど、求職者にもメリットはあるのでは。
ポーズで内定受けてる人がいる分、「本命」で入りたい人にチャンスが回ることなく採用活動が終わってしまうことだってある訳で。
企業からの内定取消しの例もあったから、求職者も疑心暗鬼になるのは分かるけど、なんかお互いに苦しくしてる気もする。
やっぱ、一括採用はもう辞めた方が良い。
それが諸悪の根源。ガラパゴス文化だし。直感的にあまりセンスがいい商品ではありませんね。
詳しく知りたいところ。内定出しに影響するなら相当微妙、リテンション利用ならギリギリかなぁ。。。
歩留まりが気になる人事には喉から手が出るほど欲しい商品。
学生の人生を左右する案件、気になります。