金持ちなのに老化と貧困に悩むシンガポール 投資家ジム・ロジャースの絶賛よそに庶民生活は困窮
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注目のコメント
シンガポールの現実を記した良い記事だと思います。
お花畑のようなシンガポール国日本人村にいると体感することのできない、陰の部分が記されています。
細々とシンガポールで事業をしている中でやくざに脅される、出店しているモールの隣の建物で殺人事件が起こるなど嫌な経験もしています。
郊外にいくと足や手のない人に出会うことが多くて、それは糖尿病で手足を切断した人たちです。政府も積極的に対策をしていますが、後手に回ってしまった印象は否めません。
あと8年程シンガポールに住む予定なので、事業を通してなにかしらこの国にも貢献したいと思わせてくれる記事でした。貧困問題等についての現状は確かにその通りで、ティシュ売りの人は政府公認のホーカーということですが、物乞いが許されていないシンガポールの抜け道のような制度です。
そこは良いのですが、富裕層の話は別次元。それはそれ、これはこれとしないと、シンガポールの実像はとらえ切れません。仮に富裕層から富の強制移転を強化すれば、シンガポールは活力を失い沈没まっしぐらです。
550万(うち1/3が外国人)で淡路島/東京23区程度の大きさしかない国です。生き残るには、のばすところをのばす、富裕層には世界から集まってもらって優遇する。岡村さんが指摘するような人々が集まってくるような国を作らなければやっていけない。それがシンガポールの現実。この国なりの生き方のロジックです。完璧な国や制度はありません。
そして、貧困層の問題は、別の視点で対策すべき話です。後手になりかけていて、今、まさに政府が力をいれる意識が打ち出されてきたと感じるところです。他にも犯罪者の社会復帰など、いくつか重要な課題があります。
建国して54年。大曽根さんが指摘するような旧態依然とした課題もまだ残ります。たった54年では、理想にはならない訳です。
また、シンガポールのステレオタイプは、シンガポールを上げ下げして話題作りをしたいメディアが作りあげた一方的な虚像。シンガポール人は、貧困問題も知っているし、心ある人はボランティアなどを通じて少しでも貢献しようとしています。昨年までシンガポールに住んでいました。
表現の自由が保証されていないので表面的なデモは起きないですが、火種として燻っていくのかもしれません。
教育は優れていると思ういます。DBSやテマセック傘下の各企業等、世界トップクラスの企業もありますが、優秀な人は国外に出ていくか外資で働いている人も多いですね。