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リブラをめぐる誤解…マクロ経済と金融への「本当の影響」はこれだ!

マネー現代
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    株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

    暗号資産に係る議論は基本的にマクロのエコノミストが議論の対象にするものではないという認識でおりましたが、このほどIMFが『FINTECH NOTES:The Rise of Digital Money』と題したデジタル通貨(e-money)に関する報告書を発表し、その中で金融政策や信用創造の在り方に対する懸念を指摘しました。共にマクロ経済分析への影響を論じる上では極めて大事な論点ゆえ、考察を与えました。

    なお、既存のフィールド(とりわけ銀行や証券や官庁)などからこうした問題を論じようとすると銀行部門や通貨当局の権限が危機にあるから云々といった次元の低い(かつ直情的な)議論に及びやすいような印象がありますが、今はもっと冷静な論点整理が必要な時期だと思います。今回の本欄ではとりあえず正否や善悪以前の問題としてリブラプロジェクトとマクロ経済の関係を論じる際にやや誤解が見られるように思うので、適切な解説を試みました。少なくともリブラの存在によって「新興国経済が国際収支上の危機に陥る」とか「銀行部門の信用創造機能が破壊される」というのは、正確な理解を欠いていると思います。

    詳しくは本文を参考に頂きたい所ですが、例えば、「脆弱な政策当局の下、高インフレ体質の新興国の場合、新しい形の貨幣が普及することによって貨幣の代替が進み、金融政策の波及経路に対するリスクが浮上する」という指摘をよく見ますが、これは本質的にリブラと無関係です。「脆弱な政策当局の下、高インフレ体質の国」はリブラがあろうがなかろうが資本流出の懸念に苛まされるのではないでしょうか。それがドルではなくてリブラだったからといって特段、新しい議論ではないはずです。リブラの裏付けとなるバスケット通貨(で構成されるリブラリザーブ)の50%以上がドル建てになると言われているのだから、本質的には昔から見られてきたドル化と同じではないでしょうか。

    このような議論を展開してみました。宜しければご参照下さいませ。


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    世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表

    「リブラに金利がつかない」というのはファンディングコストのことであり、融資をリブラで実行する場合は与信コスト見合いの金利は賦課されるでしょう。(そうでないとリスクを取って貸さない)

    また、通貨が増えると、銀行では為替業務やヘッジ業務も増えると思われますので銀行にとってもビジネスチャンスは増えます。
    (ユーロが導入された際には通貨が減って銀行のビジネスが減りました)

    最後に、リブラの議論は個人向けのサービスが中心ですが、企業間決済でも長年続いた基軸通貨のドル決済の商慣行が変わるかどうかもポイントです。


  • 金融サービス

    本稿にあるように「見通せる将来において簡単に発行に至るようなプロジェクトではない」というのが現時点での結論として個人的にも違和感はないですね。プロジェクトの波及効果を最大限に発揮しようとすればするほど、既存権力との経済的かつ政治的な折り合いをつけざるを得ないわけですから。これを早める何か動きが出るのであれば、それはそれで興味深いことではあります。


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