【核心】ジャニーズ、吉本から始まる「芸能界」ディスラプション
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少し前にTBSで藤原竜也主演の「新しい王様」というドラマがあり、ホリエモン氏、村上氏のテレビ局買収を題材にしていましたが、買う方の浅さもひどければ、買われるテレビ局の旧態依然も酷い、という内容でこの辺りまでは「皮肉で誇張はあるもののとてもリアルな描写なんだろうな」と感じる内容でしたが、もう一極としてホワイトナイト的にでてくる芸能事務所の酷さも強調されてました。テレビ局にからむ「酷さ」を語る上でそもそもこれだけの重きを置いていることや、ドラマのキャストを牛耳る稚拙な脅しなど、これも当たらずとも遠からずなんだな、と驚きましたが、ジャニーズ、吉本の一連の内容や本連載はその答え合わせのような内容でした
芸能界を1つの業界と捉えると、日本でもっとも古いカテゴリーなのではないかと思えてきます。
普通の業界で「転職してはならない」「転職したら、次の会社で仕事ができないようにする」などがはびこれば、すぐに大問題になりバッシングを浴びるでしょう。
にもかかわらず芸能界では、独立や移籍しようとすると「洗脳疑惑」が報道され、タレントがおかしくなったかのように扱われます。
もちろんタレントに非があるケースもありますが、報道にはパターンがあるので、こうして歴史から学び、正しく情報を見極められうようになりたいものです。この特集、芸能問題というよりも日本経済の問題として特集したいと、泉記者が最初の記事にコメントされていましたが、たしかにこうしてみると、雇用と賃金の問題に通じるところがあると思います。
いまある制度が、プロダクションサイドによる賃金高騰を抑制するために構築されたのだとしたらデフレ的。終身雇用によって賃金を抑えてきた論理と同じみえます。今は、非正規化して労働者が二極化、賃金水準は全体として伸び悩んでいますが、芸能界もエージェント化が進むとさらに二極化が進むのでしょうか。