ファーウェイ、北朝鮮の無線通信網構築を極秘に支援=米紙
コメント
注目のコメント
そりゃ、あるでしょうね。北朝鮮にも携帯電話があり、誰かがインフラ機器を作っているわけで、北朝鮮国内にインフラ・メーカーがあるとは思えないので、昔から中国のメーカーのものを使っていた、と推測するのが自然。その流れで、今ならフアーウェイがずっとつきあいがある状態でも不思議はないです。
アメリカの「5G」をめぐる対中国戦線があちこちで火を吹いていますね。韓国と日本の半導体製造素材をめぐるゴタゴタも、5G戦線と関係があるとの記事を昨日ピックしました。
<追記>
「フアーウェイにバックドアが仕掛けてあるという証拠などない」「トランプは結局貿易摩擦をやりたいだけでハッキングとか口実」との論がシリコンバレーでもありますが、むしろ私は逆に「トランプがちゃんと理解していなくて、貿易摩擦的な言い方をしているだけ」(あるいはトランプが変なことをツイッターで口走ると困るので、担当者が本質的な部分はトランプに言っていない?)と思っています。
前にもコメントしましたが、アメリカは何十年も前から、日本と韓国をインフラ機器から締め出してきました。これはもうアメリカの伝統のようなもので、通信網は戦略インフラですので、少なくともアメリカのインフラにフアーウェイを入れるとはとても思えません。
端末機器は微妙で、かつては「端末ならそれほど影響ないのでOK」と思えたし、それで日本や韓国の端末がアメリカで売れましたが、現在は端末から侵入することも簡単にできます。世界中から中国製監視カメラ経由で攻撃がはいっているのが現状なので、さらに便利な携帯端末は不安に思えます。おそらくは元々知っていた情報を今出しているという話だと思う。
北朝鮮でも携帯を使える(下記)という観点で、誰かが供給をしている。機械だけ買ってきて動くものでもなく、通信システム全体をやらざるを得ない。距離など含めて考えると中国企業の確率は極めて高い。
アメリカとしては元々調べているだろうし、それを必要なタイミングでネタとして出していくということ。
https://wirelesswire.jp/2014/02/17561/漸く米側が主張する華為技術の違法行為、安全保障上の懸念の証拠となるものが表に出つつあるようですね。
本件は、米中の貿易摩擦のコンテクストと米国の北朝鮮への政策のコンテクストという複眼的な視点が重要だと思います。米国はそもそも中国が北朝鮮への制裁の履行を忠実に行っていないとして、不満を抱いてきました。北朝鮮に支援を継続していた中国の国営企業・銀行がある証拠を握りつつも、外交上の理由で指摘できないものもあっただろう中、本件は華為の関与があるからこそ、表に出すことができたという点もあるかもしれません。
こちらも参照:https://www.reuters.com/article/us-huawei-tech-northkorea/huawei-secretly-helped-north-korea-build-maintain-wireless-network-washington-post-idUSKCN1UH1GO