【桶屋】1億円プレーヤー続出。大手法律事務所の「急膨張」
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注目のコメント
法律事務所の全貌がとてもよくわかるレポートです。M&Aや規制、知財の増加で、売上高がうなぎのぼりの法律事務所。
その分け前にあずかれるのは、ごくわずか。中小の弁護士事務所は四苦八苦という状況ということを聞きます。弁護士の格差は広がっている。なんじゃこりゃ。
何が言いたいのかメッセージが見えない記事。
弁護士へのやっかみ記事だったら、看過できない。
会社法改正もM&A「解放」もコンプライアンスの高まりも、
経済のグローバル化や社会のニーズに合わせて行われたもので、
弁護士が利権確保のために作ったようなものではない。
ニーズがあるからこそ市場が拡大したに過ぎない。
そして、多額のフィーをいただく分、負う責任も大きい。
失敗した場合の損害賠償責任と常に隣り合わせのビジネスです。
中小零細の事務所が請け負えないのは当然の話です。
「コストは人件費とオフィスくらい」って、
専門家の価値をバカにしすぎてませんか?
日本が法治国家を目指すならば、法を司るビジネスが拡大するのは自然な流れです。
これを拒否するならば、何を目指すのか。
中国のような官僚機構が支配する官僚国家が良いのか。
某国のような国民の感情に基づく政治が良いのか。
全体のストーリーを全く見せず、
ネガティブな部分だけをあげつらう記事は下品の一言につきる。
NPはゴシップ大衆紙にでもなりたいのか。西村さんの辛口コメントを思わず先に読んでしまった…
「法律事務所にかかるコストは人件費とオフィスくらいしかない」(大手法律事務所パートナー)
↓
これ、パートナーのセリフのようですよ。笑い話で言ったのかな?賠償保険の保険料はアメリカほど上がっていないと判断していいのか、このパートナーが知らないのか…
シャイアーや武田製薬のような製薬業界のリーガルリスクは半端ないはず。130億円がぼろ儲けだと思えるようなレベルの仕事しかしなかったならば、将来瑕疵があったら大変ですね。
しかも、賠償保険料をコストとして認識していない?
これは、取材した方もされた方も、おふざけが過ぎているのではないでしょうか?
私がDDした会社で、会社法に基づく事業再編をしたのですが、弁護士が税務上のバランスシートと会計上の財務諸表の差異ロジックが読めなかったらしく、無償増資になってしまっていた事例を見たことがあります。会計にも詳しい弁護士の友人に聞いたら、苦笑しながら、会計が分からないで事業再編をやって痛い目に遭っている弁護士は結構いると聞きました。
もちろん、公認会計士でも、税務に疎く、税務上のバランスシートが債務超過になる事業再編のリスクを知らなかったり、同業者でもいますが…
何が言いたいかと言うと、弁護士法人としては立派でも、レベルが低い専門家はたくさんいます。
掛かるコストが、人件費とオフィス代だけなどと言っていられる時代ではありません。グローバル基準で仕事をしているわけですから。