HRテクノロジーで激変する人事評価の世界 AIとウェットさ、どう折り合い
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世界で一番長く存続している企業をご存じですか?
日本の大阪にある金剛組です。
創業は西暦578年、1441年の歴史を持っています。
この会社の人材マネジメントは、日本古来の適材適所の手法で行われているそうです。
日本には、まだまだ一般に知られていない、そして世界に誇れる組織運営ノウハウがあります。
信念がないところに、いくらテクノロジーを導入しても果実は実りません。
AI導入によって、人に寄り添う思考と試行の機会が、経営者や人事部から消えていかないように、注視しなければなりませんね。記事にもあるように、HRTechの活用で曖昧だった評価が分かりやすくなりますが、最後は人間が関わらなければ人は納得できません。
半期に一回の評価制度をやめて、その都度、評価をする企業が増えていますが、この動きは元々人をしっかりと評価する文化が根付いているからできることです。
人を評価する文化がないにも関わらずに評価制度をやめると、曖昧な評価が垂れ流されて、タレントの把握がままならなくなります。
流行に流されず、目的と文化を踏まえた評価を考えなければ、HRTechを導入しても宝の持ち腐れになります。ピープルアナリティクス界の大物、ジョシュ・バーシンさんのインタビューがあったり、意外と情報の充実している記事。
人事領域でのテクノロジーの活用は、単に楽をするためでも、機械が人間に代替するためでもなく、ヒトが活き活きと働ける環境を提供するサポートをするためにあります。
ちなみに、
>使うテクノロジーは似ていても、取得するデータや活用法には、国ごとの文化が反映される。米国では取得データの内容や目的は、尋ねられて初めて説明する傾向が強い。
>技術の導入議論と並行して従業員の権利や説明責任を強調する姿勢に、日本らしさを感じた。
これは鋭い分析なのですが、日本らしさというよりは、グローバルスタンダードになりつつある欧州流なのかなと。