開成やグーグルでは当たり前、「オタク」を心から尊敬する風土の強み
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freee 佐々木さんのいい記事。「オタク」を尊敬する?ということで興味を持ちましたが、つまりは個性が強すぎる人を尊敬する文化は大事だという話。そうか~!それはうちと同じだー!という感想です。うちの会社ではオタクとは言わず「知的な変わり者」と呼んでいます。「出る杭はとことん伸ばす!」方針です。先週も慶応SFCで講義し、生徒から「出過ぎると打たれてしまうと思うんですが、どうしたらいいでしょう?」と質問があり、私は以下のように答えました。
「中途半端に出るから打たれるんです。出過ぎた杭は打たれません。誰も打てないんです。」
生徒は感激してたな~。笑
変な方向に出過ぎてしまうと困るかもしれませんが、会社や社会に意味がある方向であれば、個性はとことん伸ばすべきだと思っています。freeeの自社事例の話は興味深かった。ダイバーシティと絡めるために別組織の事例を出すよりも、後半の話だけを掘り下げても面白かったように思う。
お互いにわかりあえていないことを認めることが、対話の第一歩なのだということがよく分かるエピソードだった。
しかし、大事なのは書いてあるように「本音をさらけ出す」ことではないのではないか。そもそも本音とは一体何か。少しややこしいことをメモ的に書いておきたい。
一般的な意味での本音をさらけ出すというのは、もう少し掘り下げると大事な点が見えてくると思うのだ。
つまり、現段階の関係性で表に出ていることは、その関係性なりの本音である。ただし、表に出ている言葉だけでそれが理解できるわけではない。「今日の昼ごはんおいしいね」しか言えないと言うのであれば、それは、そういう関係性にあるということをよく表していると思う。
関係性が変化すれば、表出される言葉も行動も変わる。今の関係性に駆動されて当たり障りの無いことしか言えないならば、関係性が変化するために必要なことを行っていかなければならない。それが、「今の状態、なんだか当たり障りの無いことしか言ってないよね」というナラティヴであったりする。
それを一般的には「本音」と言うのだろうが、これは、前の関係性に媒介された語りでもある。そしてその語りが、関係性を変え、次に表出される言葉を変化させる。
つまり、私たちは違和感を覚えたならば、違和感を認め、必要なことを語ることによって、組織の関係性を変化させることができるのである。人の才能を認めることで自分も成長できる。
お互いに違うことを許容する。変わっているということは、普通ではないこと。つまり非凡である。
人の才能を認めて「すげえ!」と言える心の余裕が、本人の潜在的な能力を開花させ、素直な成長を促進しますね。