言語化ブームからマーケターは何を見るべきか?
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サン・テクジュペリの”船を作りたいなら”の話を思い出した。
「船を造りたいなら、男たちに木材を集めさせたり、仕事を割り振り、命令したりする必要はない。彼らに無限に広がる海への憧れを語ればいい。」
昨今の表現は承認欲求”共感”に重きを置き過ぎている気がする。
抽象化とは満たされていない乾いた状態をつくることなのかもしれない。
注目のコメント
言語化という言葉があまり言語化されていない、というのは面白い状況だなと思います。1.事象を分析する観察眼・解像度、2.複数の事案から共通点を見出す抽象化能力、3.伝える相手を洞察し理解する共感力、4.心を動かす表現力の合わせ技と考えており、右脳分野、左脳分野の総合格闘家のような能力だと思います。
ここでは主に抽象化について述べられているし、それもすごい大事と思うけれど、言語化において、日本人というか日本語が一番苦手なのは「相手はとんでもない誤解をするかもしれない」という前提を置いてのコミュニケーションだと思う。
主語がなくって省略も多く、普段の会話から誤解前提で生きている我々は、多言語に比べて多数の人になにか伝える時は誤解のないコミュニケーションという観点から物事をチェックする機能が弱いと感じることが多い。
ハイコンテクストといえば聞こえはいいが、これが、炎上などの原因の大きな一因となっているよなぁと日頃思う。世界で理解されやすいのはローコンテクストであることを忘れてはいけないだろう。ハイがいいことばかりでもないのだ。マーケターの役割3つ
①曖昧になっているものを言語化する
②複雑になっているものを構造化する
③微妙になっているものを抽象化する
↓
組織に共通言語をつくり、意思決定スピードを上げる
先日にマーケターと言語化力の関係性について寄稿させて頂きました。
マーケターに求められる、ビジョンや戦略を「組織の共通言語」へと落とし込む力について(黒澤 友貴)
https://newspicks.com/news/3884204/
✔︎マーケターの役割は組織内外の多様な人を巻き込み、最適なチームをつくること
✔︎マーケターは共通言語化→組織の意思決定スピードUP→打ち手の数増→成果→信頼獲得のサイクルをつくろう
✔︎マーケターはチームづくりのために言語化する力を磨こう
✔︎言語化する力はケーススタディと越境する習慣から磨かれる
特定のツールを使えるマーケターがいても成果に繋げることは難しくなってきています。
「言語化力」に優れ、多様なステークホルダーと協業し、信頼を積み重ねながら成果を出すためのディレクションができる人をアサインし、マーケティングを経営の競争力に変えていきたい。