教師自身がチェンジ・メイカーに、経産省「『未来の教室』とEdTech研究会」が第2次提言を発表
コメント
注目のコメント
日本の教育をアップデートする動きの中で、今一番推進力を持ってるのが経産省の未来の教室だと思っています。第二次提言の要点がまとまった良記事なので、詳しくは割愛しますが、一番重要な未来の教室の目指す姿(ぐるぐる図)の中で「学びのSTEAM化」が一番最初に来てる点が非常に良い特徴的です。
普通はEdTechというと、主要教科の効率化やデータの利用が一番先に来そうですが、そうでなく学びの質を深める「学びのSTEAM化」が目的として最上段にある、そのための効率化やデータ利用なんだよということです。
他のピッカーの方のコメントにもありますが、EdTech は一旦のブームを超えて壁にあたってる時期でもあります。その原因はテクノロジーを利用せども、学びの質であり、教え手の教育観です。そこが20世紀のままだと、EdTechの存在価値は半減しますし、学びはアップデートされません。
未来の教室が殊更に「学びのSTEAM化」を重視するのは、学びの質と教え手の教育観がボーリングの一番ピンだと考えているからだと思います。
その一番ピンを良い意味で倒していけるよう、私たち現場の実践者のアクションも問われています。絵に描いた餅で終わらぬように。これからの情報社会に求められるのは自発性、解決能力、それと個性。そういう教育に切り替えようとする試みは素晴らしい!
今までの暗記型教育は、不良品を減らすため言われたことを迅速に覚えてミスせず全員同じ動きをさせるための工業社会に最適化された教育。これからそういうのはAIやロボットに任せれば良いので、時代に則してないのは明らかです。
しかし教育改革の問題は相当根深い。
学歴重視の教育がそう簡単に消えるとは思えないし、実際まだまだ学歴で判断される世の中なので、偏差値の高い学校に入るための勉強が生き残っていくはず。そことのせめぎ合いは続くと思う。