トランプ大統領、G20後に非武装地帯で金委員長と会う!? 「けさ思い付いた」
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北朝鮮の非核化に向けて、水面下の話し合いが進んでいるとは思えません。万が一、会談が実現したとしても非核化が進むのかも不透明。
ホワイトハウスは、米メディアによると、こんなツイートがなくても混乱状態だというのが伝わってきています。でも、トランプ支持者には、それさえもリーダーであることの証のように捉えられているのが危険です。テレビ出演中にこの速報を聞いた外交評論家の宮家邦彦さんは「私が経験し、知ってきた外交ではない」と苦笑しながら「今、突然のツイッターに外交の官僚たちは大騒ぎしているだろう。そして、これが実現して大喜びするのは韓国の文在寅大統領」と指摘していました。唐突な米朝首脳会談で何か進展があることはないと思います。仮に何らかの合意のようなものができても、結局は実効性のない昨年6月の会談のようなものになることは必至です。中国とは膠着状態、イランとは最悪の展開すら考えられる中、何かが前に向いて進んでいることを見せたいと思ったのでしょう。あるいは、習近平主席との会談を前に、金正恩委員長との会談してきたばかりの習近平主席にジャブを繰り出したつもりかも知れません。テレビのリアリティドラマをリアルの世界でつくられるのは世界の不幸の極みです。
非武装地帯で、トランプ大統領と金正恩委員長が出会うというサプライズは十分にありうる。トランプさんの金正恩さんあての親書には、そこで会いましょうと書いてあったのだろう。あとは金正恩さんが平壌からかけつける決断を下すのかどうか。もうひとつは、文在寅大統領がそこでどのような役割を果たすのかがポイント。北朝鮮は韓国の役割を否定し、米朝が直接話し合うのだからと報道をしている。この北朝鮮の報道は「非武装地帯で米朝首脳が出会う。ただし、文大統領は同席しないで」というメッセージのようにも聞こえる。米朝間では親書のやりとりを含めて意思疎通が可能な状態であるのだから、両首脳のハラひとつで米朝会談は可能だ。非武装地帯で米朝韓の3者会談も可能性がある。日本はG20開催国であり、大阪で日米首脳会談を終えた。韓国のトップとも会談をして北朝鮮問題で情報収集ができる絶好の立場にある。米朝韓関係が動いているときだ。大阪で日韓首脳会談を開催しておくべきなのに・・・。
