損保ジャパン4000人削減「介護へ転属」の深層と、この社会のバグ
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今後AI等に代替できると言われる業種では増えていく現象でしょう。介護業界に身を置く者としては「介護への転属」=「懲罰的意味合い」ということに憤りを感じつつも、他方面でそういう社会的認識と視線が介護に向けられている事実も受け止めています。
転属を求められる損保ジャパン社員に限らず、今後同様の現象に直面する可能性がある方々に助言できるならば、介護業界に転じることもある種の生き残りの道として光はあるとお伝えしたいです。
ただし、限られた一部の①人材マネジメントと②経営手腕があり、かつ③介護福祉関連知識技術の学びを行い続けるポテンシャルがある人ですけど。
こうした人材はこれから介護業界ではかなり重用されます。
世間では頭数としての③を重視していますが、実際は③を上手にまとめる①②がキーパーソンだと私は考えています。ここができれば、軽く全産業平均以上の給与で生活できるでしょう。もちろん損保ジャパンの時とは比較にならないでしょうけど、でも、そこのキャリアからの退場を迫られたのであれば、その給与に見合う能力ではないということですから、他に当たるか、さらに自己投資するしかないでしょう。
個人的には有能な人材が業界にいらっしゃることはウェルカムです。ただし、ポストは限られていると思います。要は、どう生きるかはその人次第ということですね。損保ジャパンという会社が、これまで社員のキャリアについてどう考え、どう伝えてきたのか。社員に対し、素晴らしい「理念」を持つこのSOMPOグループで働くということ、そして今回の「転属」についてどういう価値と意義を訴えてきたのか。綺麗事のように聞こえるかもですが、結局、本件是非のポイントはここしかない。ワタシはそう思いました。「青天の霹靂」だったら、それは罪でしょう。
で、「自己都合退職を促す裏技」というのは、ちょっとどうなんでしょう。もし本当にそうだったらクソで、おそらくそんな組織はいずれ消えてなくなるでしょうからアレなんですけど、日本の労働慣行を踏まえて、何らかの「選択肢」はあるべきじゃないかな、と思います。さて、ITで出来ることは削減され、ITにはできない事ができる人材が求められる。そんな二分化された時代が来ました。
従来のアナログ作業で業務をこなす人材はITに置き換わる時代になりつつあります。
「AIが仕事を奪っている」という人もいますが、逆です。
ITで当たり前にできることを人がしていただけです。
無駄な作業だな。と思い行ってきた事がどんどん合理化、最適化されていきます。
今後、オペレータ的な業務にしがみつく人はITに取って代わられるか、アルバイトなどと変わらない様な低賃金で働かされる時代になるのではないかと考えます。(同一賃金同一労働)
もしかしたら、ITの投資費用と同じ月額料金で働かされる時代が来るのかもしれません。
今のうちにITに出来ないことをスキルとして身につけ、従来の仕事から新たなチャレンジをしないと必要とされない時代になるかもしれません。
まだまだこれから、ITでできる事が増え、この様なニュースが増えていくと思います。
働き手も常に変化する環境への順応性を求めらる時代に突入しました。