「わたし、定時で帰ります。」で注目 残業しすぎはどうして体に良くないのか?専門医に聞きました
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最近、プロジェクトとして健康とは何かについて話し合っており、残業についても話し合いました。
残業が体に悪い理由は記事の中にあるようにストレス、睡眠不足、生活習慣の乱れで間違いはないと思います。これらによる影響が交感神経を優位にして血圧を高め、動脈硬化となり、脳心血管系疾患を引き起こします。
仮面高血圧というものがあり、日中のどこかの時間帯で血圧が高い状態を指します。この状態はいわゆる高血圧と同程度の心血管イベントのリスクと知られています。残業時間が長い人は仮面高血圧のリスクなのかもしれません。
しかし、単純に残業が悪いというだけでは焦点がズレていると思います。残業しなければならない理由がどこにあるのかも大事なポイントでしょう。
①仕事が楽しくて、やりがいを持って取り組んで、その結果残業時間も伸びている。帰る前にジムによって汗を流し、健康的な食事をとるようにしている。休みの日には家族で出かける。
②会社のノルマをこなせず、日々残業時間が増すばかり。やる気もなくなり会社に行くのも辛い。帰ったら何もできず眠りにつく。仕事のことが心配で早朝に目が覚めてしまう。休みの日にはネットサーフィン。
問題は、会社が残業を課しているのかどうかであって、シチュエーションによって健康への影響は変わってくると思います。
個人へ焦点をむけず、会社の取り組みへの指摘につながれば良いなと思います。以前に産業医広報推進部としての記事が出ましたが、
https://newspicks.com/news/3784179/
今回はその中の五十嵐侑先生によるインタビュー記事です。
脳・心臓疾患との関連性はもちろん、睡眠時間が短くなると食欲を促すホルモンの分泌が増え食べ過ぎにつながる可能性もあるなど、サクッと網羅的に残業と健康影響について知ることができます。
働き方改革の本来の目的は「働き方の多様化」、もっと言えば「生き方の多様化」。
だから好きなだけ働こうと働かまいと本来は個人の自由なのですが、過労死や過労自殺という社会問題が蔓延している以上、今はとりあえず残業規制の方向に国としては持って行こうとしています。仕事が楽しくて残業も苦ではないという人も、ストレスが無いように思えても確実に体へのダメージは蓄積しています。
一旦定時で仕事は打ち切って、帰宅してプライベートなことを済ませたら自己投資として学ぶ。そしてそれを仕事に活かす、というサイクルが作れたら理想的ですよね。
今の職場だとそれが難しいということであれば、
・今すぐ転職するのか
・発起人となって今の環境を変えていくのか
・自己投資の時間を捻出して成長し、今の状況から抜け出すのか
人それぞれのアプローチはとれるはずです。
結局は、自分の体を大切にどれだけ向き合えるかですね。
上司の機嫌を伺う、周囲の目を気にする、そういった楽な方へと妥協の連続で自分の寿命を縮めるなんて馬鹿げてる。