キャッシュレス社会の盲点をつく 東急電鉄の券売機で預貯金引き出しサービス
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アメリカのスーパーや大手ファーマシーで提供されている、Cash Backサービスを模しているのかなと思っています。
アメリカでは、デビッドカードやプリペイドカードを使って現金を引き出したい時、これらのお店で買い物をするついでにキャッシュアウト→cash backが出来ます。
20ドル買い物したついでに、30ドル引き出し、合計50ドル残高が即時に減ります。
つまり、ATM設置コストの削減に繋がっています。
という意味では、Cashlessサービスの一環と言えるかも…アメリカのスーパーなどではレジの会計時に「キャッシュバック」というのがあって現金を引き出せます。たとえば20ドルのものを買ってレジで会計するとき、デビットカードを使い手元のキーパッドで「20ドル キャッシュバック」を選択すると、40ドルが銀行口座から引かれて20ドルの「おつり」を現金でもらえる仕組み。手数料はかかりません。
10年前に学生でボストンに住んでた時は、超便利で頻繁に使った。おそらく当時はまだ現金が必要な場面が多かったのと、まだ学生だったので友達同士のうんぬんかんぬんがあった。
今はほぼ使わない。自販機もパーキングメーターでさえも殆どクレジットカードが使えるため、現金が必要な場面がほぼ皆無になった。普段は現金を一ドルたりとも持っていない。スマホケースにカードを2枚入れてるだけ。財布は持ち歩かない。
だから、キャッシュレスへの過渡期に、とりわけ有用なサービスだと思う。一見、逆行しているように見える、東急電鉄の券売機で始まった銀行預貯金引き出しサービス。その実態は、キャッキュレス社会の実現に向けた施策でした。
この記事を書く際、実際にためしてみると、あっさりし過ぎなくらい、使いやすい印象でした。普段、QRコード決済を使っていれば、問題なく使えるでしょう。
レジでの銀行預貯金引き出しサービスは、銀行法の改正から導入する企業が徐々に増えていますが、まだ下火です。銀行からの業務委託費として収益を得られるほか、通常は貯まる一方だった1万円の管理費を抑える効果も期待できます。
東急電鉄のこのシステムは、他の鉄道会社でも展開できるように作ったサービスだとか。先発優位でこのまま広がるのか、今後も注目していきます。