区長へ直談判でサイト立ち上げ 「縦割り」を乗り越えた横浜市職員
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イノベーター公務員列伝、いいですねー。
まずは区ベースから立ち上げたり虎視眈々と形にする場を求めて日々情報収集とモック作りをする。
民間の人にも刺激になるいい話。本当に、公的機関だと民間では当たり前のことをやるのが非常に大変ですよね。権限者が多すぎる、時間がかかる、予算が融通きかないなど。
その中でこれを実現したのはすごいこと。頭の良さとか企画力だけでなく
「巻き込み力」
が優れていないとできません。
そして巻き込み力が高い方々には、ぜひ今後行政も民間も合わせたその地域の核になっていってもらいたいですね。石塚さんの発想の転換が素晴らしい。
「小さく始めて失敗してもリスクを小さく、一方で成功したときの功績は見逃せない」絶妙な水準感。
行政の様々な制約の中で、関連情報を上位表示させて少しでも見やすく工夫をしたり、石塚さんは他者視点がとても優れた方だと感じました。
今あるものの組み合わせで数段上の価値だって提供できる。
今回の石塚さんの取り組みはとても希望をもらえるものでした。
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区への異動を奇貨として
元々、市全体で実現する前に、区で実証してみたいと考えていた石塚。「これはラッキー!」とばかりに、すぐさまプレゼン資料を用意し、区長に「営業」をかけた。「金沢区でお試しいただければ、子育てしやすい区としてアピールできますよ!」と石塚がしっかりとプレゼンをしたところ、当時の区長から、「おもしろい!」と賛意を得たという。
実は、この「育なび」には大きな特徴がある。それは、子どもの生年月日と郵便番号を入力すると、関連する情報が上位に表示される「パーソナライズ機能」を備えていることだ。これにより、例えば、子どもの医療機関を自宅から近い順に表示させることができる。
行政のICT活用には、いまだジレンマを感じる瞬間が多いという。セキュリティのためとはいえ、職場でないとメールが見られなかったり、テレビ電話が使えなかったりといった、民間とはかけ離れた実情があるからだ。