Yahoo!スコアで議論白熱、信用スコアはユーザー行動を「ハイスコア取るゲーム化」させ、歪める懸念も
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信用スコアというのは、これから先の時代に必須なものになるだろうと思うけれども、返済能力だけを対象とするのは反対の立場です。
例えば、僕みたいな何度もチャレンジして、何度も転んで、何度も立ちあがった人の返済スコアは一般に学生よりも低く評価されてしまうのです。
僕の周りには、チャレンジャーが多いから、実際にはそういう評価に人知れず苦しんでいる人がたくさんいることを知っています。
たとえば、普通のサラリーマンよりはるかに多い収入があっても「クレジットカードを持てない創業社長」は、サラリーマンの皆さんが思っているより多いのです。
例えば、そういうひとならば、信用スコアに「チャレンジ精神」という項目があったり「SNSのフォロワー/フォロー・レシオ」みたいな項目があったりしたら、きっと一元的に低い評価にはならないでしょう。
そして、どの項目に重点を置いて、サービス利用者を評価するのかを含めて、自由にその信用スコアを利用できたら面白いと思います。
つまり、信用スコアというのは、本来多元的な要素によって成り立っているものであって、決して、トータルスコアが良ければ、それで良いのかといえば、そうとは限らないということです。
注目のコメント
一般に信用スコアと言われる時、「信用」は金融業界用語であるCredit、つまり「遅滞なくお金を払うかどうか」を指す純粋に経済的なものです。社会的信用とは関係ありません。
日本でもJICC(日本信用情報機構)がクレジットやローンの返済情報や利用残高を会員会社から集約しており、消費者の「返済能力」として新規クレジットやローンの審査に活用されています。
諸外国の所謂Credit scoreやCredit reportがJICCの信用情報と大きく異なる点は、より幅広い情報を集めていることに加えて、この情報が従業員採用その他様々な場面において活用されていることです。このため、「Credit scoreを育てる」ことがより重要になります。
もっとも、上記もあくまで「経済的」なものです。
これに対して、本記事のフォーラムではより幅広い意味での「社会的信用」に踏み込む議論のようです(芝麻信用はこの側面もある模様)。
「社会的信用」と「返済能力」は全く異なるものなので、どこまで踏み込んだ「信用」を構想するのかで影響は大きく変わります。
Black mirrorのSeason 3「Nosedive」は、この「社会的信用」が、人々によるリアルタイムの評価(「いいね」)を反映し、あらゆる場面で使われるようになった近未来を映し出しています。
Nosedive https://g.co/kgs/gYadMC“信用スコア”というと少し目新しいテーマのように見えますが、ヒトの評価を定量化する仕組みは組織の評価制度で取り入れられている考え方なので、目新しい話ではない。
ただ、ある特定の領域で収集した機微情報が、その領域以外に拡散され活用されるという話がとてもコワイ話。
スコア化するという時点で点数を算出するロジックを組むということなので、そのロジックを意識した行動を取る(点取り虫)が一定数出てくることをよしとするのかどうか。
極端な表現かもしれないが、誰に対しても当たり障りのない無味無臭なヒトが求められる時代なんて何も面白くない。
これは考えさせられるテーマですね。