ロシアの医療:急速に近代化、患者目線は日本以上 待たない診療、完全データ化、24時間対応・・・
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サンクトペテルブルク在住の日本人看護師と提携して遠隔医療相談、医療通訳、アテンドなどの医療サポート事業を展開しています。以前、サンクトやクラスノヤルスクのクリニック、心臓病センターなどを訪れたことがあります。
ロシアの医療は、西側都市部とそうでないところとでは雲泥の差があり、保険診療施設と自由診療のそれとでは天と地ほどの差があるというのが私の感想です。
日本の医療は、良いところ取りを出来たシステムだと思っていますが、現在の国力ではもはや維持できなくなってきたのはご承知の通りです。
お金をかけないで今より良くなるわけはありません。今より良い医療サービスを皆が享受出来る未来は実現不可能で、払える人とそうでない人とで受けられる医療に大きく差が出る社会が待ち構えているのは、子どもたちのことを思うと何とも言えない気持ちです(子どもおりませんが…)。海外の医療事情、しかもロシアのがリアルにわかり、とても面白かったです。
24時間体制、予約時間通りに始まる診察など、日本もこうならいいと思うことばかり。
医師をしっかり支える体制があるから、ここまでできるのでしょう。
欧米のクリニックに関する記事だと、「アジア人だから」的な目線が窺えるものですが
この記事では「外国人」となっていて、だからこそのサポートがあるのもよかったです。患者目線ではない、というご指摘は甘んじて受けますが、この原因は何と言っても時間の制約があるという点が大きいと思います。個人的な目安ですが、定期外来であれば1人5-7分前後(理想は3分)、他の患者を待たせてでも時間をとらなければいけないときはとれて15分程度。外来中は常に時間との戦いです。適正な医療と最高の満足を提供し、そして最速に回さなければいけません。どの軸も難易度が高いため、外来は特に医師の個人差が出やすい領域です。
その代わり、日本の医療アクセス良さはとても恵まれています。多少待つにしてもすぐに専門医にかかることができて、すぐに画像検査をしてもらえる。ベストな医療はどこにもありませんが、イギリスやアメリカに行くと、このアクセスの良い安い日本の医療のありがたみを痛感します。今の枠組みの中で、待ち時間のストレスをどう減らすか、という対策をしていくのが現実的だと思います。でも、近い将来どんどんこの辺りはテックの力で改善していくと思うので、それまで我々もできることから頑張ります。