当たり前になっていく「異常気象」地球温暖化は誰が止めるのか
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気候変動の科学はせいぜい100年程度の歴史しかありませんし、解明されていないこともとても多いです。大気中のCO2濃度が2場になった時温度がどれくらい上昇するのか(専門用語では「気候感度」と言います)という基本中の基本ですら、科学者の中で合意がとれていません。
その中でこうした研究が行われ、深められつつあることはありがたいことですが、そのエッジの部分だけ見て危機感煽るというのもやってはいけないことだと思います。
温室効果ガスを減らす取り組みも当然強化せねばなりませんが、人間は適応もできます。もちろん「人間さえ良ければよい」という訳ではありませんが、逆に自然災害による死者を地球温暖化のせいだ!としてしまうのも問題で、国土利用計画や治水工事などで防げた悲劇を見えなくしてしまいます。
正しい危機感を持つというのはとても難しいことですが、そうありたいと思います。異常気象、という言葉は、じつは私はあまり好きではありません。人間が勝手に自らにとって都合の悪い気象を、異常気象という言葉でひっくるめ、一つ一つの現象がなぜ起こったのか、どういう物理過程がそこにあったのか、ないがしろにしていることが多いように思うからです。気候変動、という言葉の方がシンプルで良いように思います。現在は温暖化が進行していますが、いつ寒冷化に傾くかもわかりません。大事なのは、人類が現在持っているこの文明をどのように維持させるかということを全員の知恵で乗り切らなければならないということです。
記事については、現時点で気象学者たちが考えていることが端的によくまとまっていると思いました。イベント・アトリビューションによる猛暑の頻度の推定や、温暖化による降水量の増加が招きうる極端な豪雨、そして日本にとって最大の脅威であるスーパー・台風がやってくるのかどうかという研究についてです。これからも地球温暖化による気象・気候学的な分析は多く進められるものと思います。また、猛暑に対しての二重サッシなど建物の進化や、豪雨に対しての治水対策の進化、そして台風などにおける広域避難などの防災面での進化も今後は進むことになるでしょう。
二酸化炭素が原因であるとかないとかといった、他愛もないことで揉めている場合ではありません。人為的な二酸化炭素排出をゼロにしろというのも極端ですし、かといって無制限に排出してよいというのもまた乱暴です。地球を怒らせない程度の二酸化炭素排出とはどの程度なんだろう、とか、温暖化しているなら二酸化炭素を固定する手段はないの?といった建設的な議論をしてほしいと考えています。
個人的には、上昇を続ける地球の気温をどう下げるのかという、地球工学の議論が今後盛んになると見ています。二酸化炭素について先進国と途上国の理屈がなかなか一致しない現状では、これしかないのではと考えています。誰が止めるのか。
あなたです。
と言いたい。
特にnewspicks使ってるようなニュース感度の高い皆様にかかっていると思ってます。
地球の長い歴史の中で、温暖化による気温上昇が、ここ130年ほどという短期間で起こってしまってる。原因は人間の活動以外の何物でもないんです。
一つ業務上の決定をする時に、地球温暖化という観点を入れて、その選択肢を選べるかどうか。
そういう小さな、一人一人の積み重ねがないと、異常気象は更に増え、災害はもっと増え、住みにくい世の中になるでしょう。
何もしなくても増えるけど、じたばたして、少しでも上昇幅を減らせるようにしてみませんか?人類のオトシマエは、自分達でつけたい。少なくとも公はそちらの方向に動くと思います。ビジネスチャンスもきっとそこにはある。
■6/5追記
コメントを拝見して、私の意見を書きました。世間の皆さんの意見に対して謙虚でありたい。
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https://note.mu/yurikochikusa/n/neb13e886d6db