さびについて(中編)
コメント
注目のコメント
トランジットの合間に「さび」について書きました。
前編でコメントくださった皆様ありがとうございます。手短な文章ではありますがお返事させていただきました。
※前編 https://newspicks.com/news/3918491
(追記)
>井上さん
さびは本当に多ジャンルの技術者とお話共有できそうですね。書籍のご紹介ありがとうございました。そしてinstagram最高。製鉄したてのような係留環に見惚れました。
>松村さん
そもそも日本のように、海に囲まれた島国+高温多湿な環境はさびの聖地なのかもしれません。コンクリート技術者が寒冷地に集中したり、自動車トランスミッション技術者が高地に集中したりするように、沖縄にも防食技術者が集中しているでしょうか。ちなみにアメリカの防食技術者は1/4がテキサス州に集中しているそう。
>akiさん
お、それはもしかして「さびた鉄で黒豆煮ると美味しい」の理論と同じあれでしょうか。さびたものをさびたものとして使う様々な知恵には日々驚かされます。
>廣野さん
ガルバニック腐食ですね。鉄道建築の業界にいたので、迷走電流からくる配管の腐食には頭抱えてました。。恐縮ながら、その項目も(中編)に追記させていただきました。
>はやしさん
火星が赤いのも、グランドキャニオンが赤いのも、レンガが赤いのも、血が赤いのも、全部さびのせいだとも言われていますよね。でも、さびが赤色や茶色だけではないと知れた瞬間は視野角広がりました。
>マンボウさん
お散歩×お魚は大好物です。是非ご一緒させてください。
>いちごさん
「さびない鉄」と題されるステンレスは、イギリスの化学者ハリー・ブレアリーが発見したとされています。妻と劇場に行く約束になっていたのを思い出したため、試験体を水に漬けたままにしたことがきっかけだとか。幸せ者。
>岩崎さん
オーパーツ好きにはたまらないですよねえ
>tanakaさん
北海道は凍結防止剤が凄そうですねえ
>miyamotoさん
「金属同士の勢力争いでさびる」を追記しました。
>浅野さん
ありがとうございます。後編も宜しくお願いします。
>鈴木さん
そういえば車、鈴木さんのような素敵な出会いを育むことができず、プリウスリースに落ち着いてます。。遅くなりました。前編/中編とも拝見しました!
錆でまとめる切り口が面白いです。
我々化学屋も、塗料やシール剤で水分が入らないようにする、外壁を汚した錆跡を薬洗除去する、そもそも付着しづらくする、などなど錆との戦いがありますので、興味深く読みました。
紹介されている文献も読んでみますね。
錆本と言えば、ジョナサン・ウォルドマンの「RUST」は既にお読みでしょうか。
自由の女神から製缶業まで、人類と錆との戦いの歴史を描いた本です。面白いので興味ありましたらどうぞ。
・Jonathan Waldman"RUST: The Longest War"
https://www.amazon.co.jp/Rust-Longest-War-Jonathan-Waldman/dp/1451691602/ref=nodl_
・日本語訳版 「錆と人間」
http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1521-4.html
また、憎き相手のはずが、その朽ちてゆく姿に美しさを感じるのも大いに共感できます。(ザラザラとした質感があるので、一部解像度マニアにも大変ウケの良い被写体だったり)
錆写真なんて人に見せても「?」と言われるだけですが、ヤマサキさんにはお分かりいただけるかもしれません。宜しければ弊Instagramまで遊びに来てください。
海沿いの錆いろいろ
鉄柱
https://www.instagram.com/p/BxANv2UDhMt/?igshid=13ssnrrvzuhbi
剥き出しの鉄筋
https://www.instagram.com/p/Bsnnw1cgSQO/?igshid=equxmkloytjd
係留環
https://www.instagram.com/p/BslHuEkAEm5/?igshid=k4vvprlhovbi
緑青(遷宮直前の出雲大社)
https://www.instagram.com/p/BkSqKUvlPVl/?igshid=1f6jgkf9i4xni
6月から米国なのですね。
ご活躍ください!面白かったです!
前編コメントで沖縄はモノが倍速で錆びると書きましたが本当に倍速だった!
コールテン鋼って面白い名前ですね、布地のコールテンと関係はあるんでしょうか。くまのコールテンくんという昔からある絵本を思い出してしまいました。
沖縄は台風とシロアリ対策で
戦後の建築物はコンクリやーと呼ばれるRC造りの住宅がほとんどです。(そもそも戦争により木材が手に入らなかったとききます)
http://iju.okinawa/rc/
しかし今、初期に建てられたコンクリ住宅の鉄筋が錆びて爆裂し、どんどん古い建物が壊されています。
それに伴い沖縄の商店独特の、看板を使わず建物に直接ペイントするというスタイルがなくなっていきました。
味のあるフォントや、時代を落とし込んでいた店名やいわゆるアメリカ世の名残もなくなってきました。
良いさびがある、さびはさびをよぶ、いい言葉いっぱい。
そしてナノ水で拭けばいいのね、なるほどなるほど…
次が楽しみです!