ロシア、低出力核実験巡る米指摘に反発 「全く根拠なし」

コメント

注目のコメント

• 小泉 悠

  東京大学 先端科学技術研究センター 准教授

  ・2019年05月30日

  ロシアは新型核兵器の配備を進めていますから、その核弾頭を設計するために核実験を必要としている可能性はあります。爆発威力をごく微小に抑えた流体核実験という形式でロシアがCTBT違反の実験を行なっているのでは？という話は1990年代からありました。
  ただ、逆にいうと長らく言われながらも決定的証拠がない問題でもあったわけです。
  米国は何かの証拠を掴んでいるのかもしれませんがそれを公表することはできないでしょう(センサーの性能やロシア内部の情報源がバレるため)。
  こうなるとINF条約の場合と同様、ロシアの違反を非難する米国と開き直るロシアという構図が繰り返される可能性が大です。まあもともと決着がつく問題ではないのかもしれませんが、2021年に控えたSTARTの更新に向けて確実に雰囲気は悪くなりそうですね。
• Yosuke Honma

  AmaZigh. 代表

  ・2019年05月31日

  アメリカも核実験を行っていて、ロシアを非難する立場ではないはずです。米中貿易摩擦も含め品の無い対立が続いています。溜め息しか出ません。