キャッシュレス後の世界について考える
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スマートコントラクトというか世界の需要と供給バランスが常時トラッキングされ、脳と直結する事でいずれ瞬時の需要・供給マッチングと、瞬時のモノへの価値付け、瞬時の確実な価値交換完了が促進するのではと思ってます。今までのナーナーな価値交換現象、つまり「あの時タダでやってくれたから今回はこっちがタダでやってあげる」的な、通貨を利用せず時間軸もずれ、記憶も怪しくかつ権力の影響を受けやすい不信な価値交換現象(記憶が曖昧、価値が曖昧)をなくせるという事。
親しい間柄のお金のやりとりは汚い行為というイメージがこれで払拭されるのではと。人々の感謝の気持ちや応援の気持ちが瞬時に価値交換としてお金に反映される。これがパブリックブロックチェーンでグローバルに進むとさらに凄い事に。ただプライベートチェーンじゃない場合、爆発的に普及するかどうかはコントロールする主体者がいないので誰にも分からない。この記事について、こんな世になったらどうよ?という提起が主題で、実現方法や時期はスコープ外だったのだけど、それについても考えてみる。なんとなく、10〜50年で2〜6回の法改正を経れば実現されてると思っている。
まあ何でこんなレンジがあるかというと、シナリオに寄って全然違うから。まず大事なのは、自分の資産をどこに保存しておくか?論点で
①銀行にそのまま
②給与そのものを非銀行に振込む
③給与は銀行のまま一部他に移動させる
がある
①銀行にそのまま→1トラン0.1円とかのACHを作るシナリオ。まあ厳しそうだが、NTTデータが画期的なシステムを開発 or 政府管理 or Bank APIが普及仕切った後に銀行同士が相互接続する、とかで、30年かければできなくもなさそう。アメリカのZelleはこれ。
②給与そのものを非銀行に振込む→給与振込む法人側の給与振込システムが進化すればワンチャン。
③給与は銀行のまま一部他に移動させる→一番有りうるシナリオで、地味に銀行のオンラインバンクアプリが使いやすくなることで実現しうる。AliPayはこのケース。あるいは国内でチャレンジャーバンクが出てくる、とかも。クレカの楽天カードみたく「家に近い」以上の理由で選択される銀行の台頭、が必須議論の観点で問題があると感じるのは、キャッシュレスの考え方です
キャッシュレスには、ふたつの意味合いが混同されて使われています
①決済のキャッシュレス化
②通貨の電子化
日本でいつも言われるのは①の方で、これを進めてもプレイヤーが増えるだけで、期待する効率化は簡単には進みません
プレイヤーや決済手段が増え過ぎると、現金の方が相対的に効率的になる危険性もあります
中国が上手いのは、②に近づけるために、意図的に①のプレイヤーを制限して、見た目上②のようにしていることです
FinTechの進捗によっては、記事でいうキャッシュレス後の世界に近づきますが、SEの自分の見解は、単にコンピューティングで早くなっただけです
本当の改革は②の通貨の電子化ですが、これは国会議員などの電子化して管理されたくない人たちに最後まで妨害されるので、実現は難しいでしょうね