パーキンソン病を改善、大阪大 マウスで、原因物質抑制
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アルファシヌクレインが病気の原因かには意見が分かれています。髄液がどの程度関わっているかも不明です。マウスをモデルとして使うのも。
さらなる追加スタディーが待たれます。
注目のコメント
パーキンソン病の患者さんでは、Lewy(レビー)小体と呼ばれる物質が脳の決まった部位に沈着していることが知られています。それを構成する主要成分が、記事で「原因物質」と紹介されるαシヌクレインです。
しかし残念ながら、このαシヌクレインの異常が直接的原因でパーキンソン病を発病するのかは必ずしも明確ではありません。すなわち「原因物質」と呼ぶのは早合点かもしれません。
逆に、例えばLewy小体ができるのはパーキンソン病の結果であって、病気の進行に保護的に働いているという仮説を立てている研究者や研究も存在するほどです。
アミロイドができるのを抑えてもアルツハイマー型認知症の発症や進行を抑えられないように、パーキンソン病でもこのαシヌクレインができるのを抑えても進行は抑えられないかもしれないのです。
発病や進行を抑える有効な治療法が分かっていないパーキンソン病の患者さんとしては、藁をもすがる思いで新薬の開発をお待ちかと思います。しかし残念ながら、まだこのニュースに期待を持ちすぎることはできません。
ただ、仮に人間で有効でなくとも、研究は次のステップへ進むための情報を与えてくれるはずです。そのような意味で、こういった基礎研究の意義自体は非常に大きいものです。山田先生のコメントがわかりやすい。でも期待したいですね。
https://m.youtube.com/watch?v=R6rAlFYDffQ
動画はこの難病によりそうMicrosoftのテクノロジー「Project Emma」最後の涙を見るたびにこの病気の根本的な治療が可能になれば良いのにと思う。このウェアラブルデバイスを誰も必要としなくなる日が来ることを、開発者のHaiyan Zhang氏自身も望んでいるのかもしれません。