家電の価格、随時上げ下げ ビックカメラが「電子棚札」
日本経済新聞
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やっと来たか。デジタルサイネージ革命、デジタルサイネージ戦略の2冊を書いた10年前、値札がデジタル化・ネット化されると予見したものの、なかなか来ませんでした。ようやくIoTサイネージが広がりそう。
電子値札、食料品などでニーズが高まるかと思っていたが、耐久消費財(家電)のビックカメラでもEC影響を受けて導入とのこと。
価格は経営そのもの。買った後に安くなっていれば、損をした気分になる。人間は得より損した方が記憶に残る、一般的に同金額の得と損だと、損は3倍のマイナス影響だったと思う。
競争上、ECと比較して価格が低いとショールーミングに終わってしまうというのは分からなくもない。また、すでにそのような状況の中で値札変えの業務プロセスが業務時間のなかでもかなりを占めているという点で導入の必然性はある。
一方で、価値が本来的にそこまでリアルタイムで変わるわけではないものがリアルタイムになりすぎると、適切な利潤を小売・メーカーそれぞれ一層取れなくなっていくようにも思う。
食品は賞味期限があるし、記事に出ているホテルや飛行機のチケットは稼働率が重要な商売。ただ、耐久消費財はこれらの財・サービスより在庫サイクルが長い。なのに値付けについてのサイクルは一緒になっていく。
頭の中で導入の必然性は分かる一方で、本当にこれで良いのだっけという疑問が残る。