「ネガティブな数字」には妙な説得力がある理由
東洋経済オンライン
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注目のコメント
ネガティブなことを考える人の方が多いから。
たとえば、企業で新規事業の企画を聞いた時、課題や問題点をあげるのは得意だが、可能性や戦略を考えるのは得意ではない。そんな人がたくさんいます。
どうしたら上手くいくかより、失敗したらどうしようというリスクを考えてしまう。だから、ネガティブな数字の方が納得しやすいんでしょうね。これに加えて重要なことは、「数値」には「作り手の意思が加わる可能性がある」ことです。
数値を出す「収集」「集計」「表現」でその可能性が出ます。
そのチェック観点としては、例えば「この商品に90%が興味を持っている」というデータがあったとして、
・“数”が適正か ⇒ごく少数の母集団ではないか
・“質”が適正か ⇒そもそも興味を持ちやすい母体を集めるようにしていないか
・“設問のつくりかた”が適正か ⇒「興味がある」と答えざるを得ない設問設計になっていないか
・“比較”は適正か ⇒「他社の平均は95%」なら、そもそも90%は高くない
他にもあると思いますが、上記が大体のチェック項目として考えています。
やはり、社会にでる前の大学生までに、「クリティカルシンキング」「データベーストシンキング」は身につけておく必要があります。
経済の分野でも、ネガティブな話をすると頭良さそうに思われるのと共通点を感じました。
ただ、ネガティブな話が必ずしも正しいとは限らないことも経済分野ではよくあります。