農業RaaSの衝撃 「何もない男」が日本中を歩いて見つけたこと
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注目のコメント
2月のICCカタパルトやその他のピッチイベントでも多数入賞されているinahoさん!ついに5月からサービスをスタートされるということでとても楽しみです。
▼inahoさんの収穫ロボットの特徴
・画像認識で自動収穫できる(夜も稼働可能)
・複数種類の作物の収穫をロボット1台で対応
・市販部品から作れる設計で制作コストが安い
さらに「導入費は無料、自動で計算される収穫量から売上高を算出し、その15%を手数料としてもらう」というビジネスモデルも画期的です。農家側の導入ハードルも下がりますし、従来の売り切りモデルから継続課金モデルになります。(最終的には初期費用はある程度もらう必要がありそうですが、このビジネスモデルへのチャレンジ自体にとても価値があると思います。)
実用化にあたり課題も沢山出てくると思いますが、現在の日本農業において確実に必要なサービスなので、心から応援しています!>農家が実際にロボットを使って得た収穫高から15%を受け取る仕組み
収穫高から15%。アスパラの市況や荷動きを知らないから何とも言えませんが、価格の安定しない農産物だと収穫高=収益とは限らないので(卸価格が定まらないため)、意外と経費として重くのし掛かる気はします。
ただアスパラは比較的単価も高く、価格が安定しているとは聞いているのでその辺がどうなるかですね。知ったかぶり(農家は自分の作型以外は実際よくわからないのです)というか都道府県が出している経営指針をベースに考えると。
10aあたりの売上想定は2,000,000みたいなので、ここから15%だと300,000 生活を考えると150aぐらいやらないといけないでしょうから、そうなると年間の支出が450万ですか…。
アスパラの収穫なら150aは2.5人で回せるようなので人を雇った方がまだ安い気がしますね。買いきりの場合いくらになるか分かりませんが、いっそ政策金融公庫から低利で借りられる農業設備資金で買ってしまった方が安い気がします。
だいたい経営指針は売上は7掛け、経費は1割増と言われるので想定される所得率はもう少し下がると思います。なんにせよ粗利の薄い農業において常に15%経費がかかるのはかかりすぎだと思うのですが、この辺は作業と雇用環境のこともあるので、本職大規模アスパラ農家さんのコメントがつくことに期待ですねー。
しかし、この価格を見ると分野は違えどAdobeのサブスクのお得感はすごい…。