創造的思考は、『マニュアル化』できる
コメント
注目のコメント
水平思考に関しては,「アイデアのつくり方」 https://amzn.to/2H1BOKh の少なくとも1940年代から変わっていないらしい.
アイデア生産の5段階.
1.データ集め 資料を収集する.企画と関係ある資料と直接関係のない一般的な資料の両方を集めることが肝心である.
2.データの咀嚼 ただ資料を読むのではなく,いろいろな事実を並べて見たり,新しい組み合わせ試してみる.ちょっとしたアイデアを思いつくこともあり,それをメモに残しておく.
3.アイデアをあえて寝かせる 「無意識の移行」と表現されています.これまでのことを頭のなかから完全に追い出し,全く違う感情的,想像的な活動にあえて身を置く.
4.ひらめきの瞬間 緊張をといてリラックスしているとき,突然アイデアがひらめく.
5.アイデアのチェック 思いついたアイデアは,そのままでは使い物にならないことが多い.アイデアの細部を考察し,練り上げていく.
独創的なアイデアを生み出すために天才的な才能は必ずしも必要とせず,地道な作業と努力,そしてほんのわずかなひらめきがあれば,凡人でもアイデア創出は可能とのこと.創造的思考は4つの段階(準備・あたため・ひらめき・検証)に分けることができる、というのが英国の心理学者ワラスの論だそう。個人的には最も重要かつ日頃怠りがちなのは最後の「検証」かなと思います。ふとしたひらめきを忘れ去ることなく留めておき、そこから次の思考に発展させられるかどうか。
日本にはメモ術など、インプットをするスキルについては沢山出回っている割に、創造的思考へ課題があるのはなぜでしょうか?個人的には、その理由は、プロセスはデザイン思考同様マニュアル化出来ても、適切なインプットが無ければ悪いアウトプットしか出ないという事が大きいと思います。
どうすれば、より多くの大人が継続的に創造的思考を育むインプットを楽しみながら増やせるのか?パラレルワークや世界を知るなど、幅広い体験を若いうちに積める環境が必要だと思います。オックスフォードはまさにそのような知的刺激を受けられる場所なのでしょうが、もっと日常的にあるといいですね。