トヨタのVCファンド、1億ドルの2号ファンド設立---自動運転やロボティクス
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Toyota AI Venturesは、
2016年1月にトヨタがシリコンバレーに作ったTRI(トヨタリサーチインスティチュート)が活動していく中で、VC機能があった方があった方が"効率が良い"よね。という事で2017年7月に出来たファンドです。
意思決定がトヨタから独立しているし、メンバー現地採用だし、所謂"日系"VCではないです。
シリコンバレーで資金調達がうまく行かず、ズタボロのメンタルで歩いて帰る途中にTRIのオフィスがあり、
パラアルトのエルカミ沿いにデッカくて、ガラガラなオフィス構えてるトヨタに毎日励まされていました(^^;
本当に愛知県民の誇り!!1億ドル程度の少額ファンドでは、先行先端技術への種まき程度しかできませんが、例えば、インテル64ファンドのように、自社の心の中に育てたいアーキテクチャとテック・オプションズがないと機能しません。
大昔、燃料電池で言ったんですが、わかっておられますかねえ。
半導体のITRSとは異なり、自動運転やコネクテッドでは技術ロードマップの書き手がいませんから、ポートフォリオを適切に組む必要があります。それには、先を見通せるジェネラル・マネージャー(GM)が必須です。
この手のファンドでは、プリンシパル・エージェント問題(利益相反)が必ず発生しますので、適切なモニタリングが必要ですが、他方で、先行先端技術に投資するには、合議制や下からの積み上げではスピード感がゼロになるので、最低限CTO直結、普通はCEO直結で、GMに任せて泳がせつつ、しっかり、管理する、ただし階層は1層で経営最上層部直結にする必要があります。
さてどでしょうね♪自動運転系のベンチャーは競合他社同士で力を合わせた方がいい。
世界と自動運転技術で勝負するには他企業に分散してては負けてしまう。
トヨタが自動運転専門のファンドを持つことでその投資を受けるベンチャー同士が共同開発できる環境を作ってほしいね。