松橋事件、宮田さんに再審無罪 34年前の男性刺殺、熊本地裁
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殺人事件で再審無罪が言い渡されたのは、大阪市東住吉区の女児焼死火災の大阪地裁判決(2016年8月)以来です。最高裁が再審開始基準を示した75年の「白鳥決定」以降では15件目とみられます。私が事件記者をしていた同じ時代に、こんなずさんな捜査が行われていたことに改めて驚いています。
無罪まで道のりは長すぎました。それは1997年9月、熊本地検の一室から始まります。弁護団は再審請求に向け検察から開示された事件の証拠約100点を精査していました。机にはチェック柄の布片5枚。つなぎ合わせると、1着の長袖シャツが復元できました。その瞬間、全員が目を見張ったといいます。
「シャツの左袖を小刀の柄に巻き付け、犯行後に燃やした」というのが自白の内容でした。自白が正しければ左袖を燃やした長袖シャツを復元できるはずがありません。凶器に巻き付けていれば付着するはずの血痕もありませんでした。
それから20年以上かかりました。司法の謝りを正す難しさを思います。有罪率99.9%って、要すれば裁判官、弁護士、検察は何の仕事をしていないのも等しいって話ですよね。
日本の司法制度は全面的に見直された方が良さそうに思います。
1) 最高裁判官について、国民に罷免権があるが、選挙の際にその裁判官がどのような判決をしたのか判断する素材が殆ど与えられていない。
2) 検察によるチェック機能がほぼ停止しているだけでなく、村木事件など検察による証拠ねつ造も記憶に新しい。
3) インターネットを始めとした新技術に全く追従できない。
3)などはスマイリーキクチ氏の著書「突然、僕は殺人犯にされた」などを読むと、本当に恐ろしいです。
以下、山本弘氏によるレビューより抜粋。
http://hirorin.otaden.jp/e226018.html
----- ここから -----
>「あの~、菊池さんは、インターネットをやらなければ問題は起きないと思います」
>この言葉を聞き、I検事にカマをかけた。
>「そうですか、じゃあ捕まった全員の名前と生年月日と会社と、ブログに送ってきたコメントは書き込んでもいいんですか?」
>「あっ、う~ん、『2ちゃんねる』はダメです、まぁ、ブログなら」
>このI検事の言葉を聞いたY事務官が、両目と口を大きく開けあわてて振り返った。
ブログなら犯人の個人情報を載せてもいいと思っているのだ。どこまで非常識なのか。
さらには、犯人の一人が謝罪したいと言っているので「菊池さんの電話番号を伝えて連絡させます」などと言い出す。犯人に被害者の連絡先を教えようとする検事!こわっ!
----- ここまで -----
このような方々から「お前は犯罪者だ」と糾弾され、無実なのに「有罪」と評価されるという事がいかに理不尽な事か。
法曹界の方々はもっとレベルアップされなければならないと思う。