【社長直撃】TDK流、世界で戦うための事業ポートフォリオの見極め方
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注目のコメント
TDKって何の会社ですか?20代のうちのメンバーに言われたときは、衝撃でした。とっさに「カセットテープのTDKって覚えてない?」と答えたのですが、20代はカセットテープなんて知らないですものね。。。
40代の方にはなじみのブランドですが、TDKは、主力製品を変え、M&Aにも積極的で、製品ポートフォリオをドラスティックに変える「カメレオン企業」です。次世代のテクノロジーを見極める選球眼はどのように養ってきたのでしょうか。TDK石黒社長に直撃しました。
追記 Nakanoさん、TDKは、EPCOSを2000億円で買収、その事業の一部、売上高にして1200億円の高周波部品事業を3300億円で売却しています。客観的に数字だけを見れば、決して損切りとは言えないと思います。日本の電子部品メーカーにおいて、東の雄であるTDKが磁性材料のフェライトをキッカケに創業し、事業構成を変化させて成長して来たのに対して、西の雄である村田製作所は誘電体を用いたセラミックコンデンサをキッカケに事業を拡大し、技術やビジネスモデルを進化させながら今でもコンデンサが主力事業。同じ電子部品メーカーでありながらこの違いが生じた背景にある事業環境、経営方針、経営者の移り変わり等を考えると、中々に興味深い違いがあるのだが、流石にそういう切り口では触れないよね。
TDKという社名、「元々の社名は『東京電気化学工業』。『TDK』は、その頭文字からとったカセットテープのブランド名だった」で、「『東京電気化学工業』は、東京工業大学で発明をされた磁性素材「フェライト」を事業化するために起業され」ましたが、東京電気化学工業の社名の由来は、フェライトの発明者、加藤与五郎氏の所属が東京工業大学電気化学科だった事に由来する。
あと「稼ぎ頭であった高周波部品事業を売却」?記事中の分野別売上推移からも稼ぎ頭だったとは見えないが。買収したEPCOSの高周波部品の事業技術戦略を見誤った事に起因する損切りでしょ。ワタシの知る限りでは、よい工学研究者は、最初の10年ぐらいの間にいい成果をだして、残り20年は主にそれを磨いて過ごすタイプと、10年周期位にいい成果を出し続けるタイプがいます 後者のリサーチポートフォリオ設計と似てるトコロがあると思いますねぇ、コレ↓ 後者でありたいと思い、ワタシも同様のことを意識していますよ(図も書きましたよ)
「TDKの事業はこのかけ算。根っこは全てフェライトに繋がっていることを表しています。」
「逆に言えば、繋がらない事業を持ってきても成長できないし、決して成功しない。」