英議長、3度目の離脱案採決否定 メイ首相に再び難局
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2度目の離脱案が否決された時、メイ首相の演説が耳に残っています。「いったい議会は何をしたいのか、それを自らが明らかにしないといけない」。そう言いたくなりますね。ただ、メイ首相の指導力を問う声もあるのもまた事実です。求心力を保てていない現状には彼女の責任もあります。映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」には、議会がナチスドイツとの妥協へと流れる中、個人の胆力でそれを逆転させるチャーチルの奮闘が見事に描かれています。メイ首相には、21世紀のチャーチルになれる可能性がまだ残されています。わずがな可能性ではありますが、期待しています。
EU側は、合意内容そのものを再検討は受け入れないが、延期なら受け入れるだろう。ただし、延期を求める英国側に現実的な対案がない以上、EU側は長期の延期しか認めないだろう。問題は、その長期延期を英国議会が認めるか否かだ。もし認めなければ、合意なき離脱の危険性が高まる。英国議会が何を考えているのか良くわからないが、今の状況で3ヶ月だけの延期を申し出ても、単なる先延ばしでしかあるまい。また、単なる先延ばしなら、EU側も受け入れにくい。
元々筋悪としか思えない人質戦略でしたが、戦略の実行自体が議会から拒否されました。無為に3か月延期を要請して同じことを繰り返す公算が大きくなってきました。