アップルが「GAFA」から抜けたがる理由
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一方、AppleはApple Watchによって個人の運動・健康データまでも(それを大規模に利用しているかは別にして)取得できるプレイヤーになりつつあります。たんにどれだけユーザに近いサービスを狙っているかで必要なデータが変わる、と思っています。
また、ビジネス的観点からいうと、当然ユーザのことをよくわかっていたほうが広告を見せたときの反応が大きく違います。本当に大きく違いますよ。大事なことなので2回言いました(どこかでピックされていましたね)。Appleは、スマホデバイスの勝者だから、エッジでの個人情報処理が出来るというポジショントーク。裏では、Appleストアの3rd Partyアプリが、クラウドで個人情報処理してる。
逆に、スマートスピーカーでは、Appleは敗者で、AmazonやGoogleは、エッジで音声起動を処理して、全ての会話を盗聴しないよう設計。
そして、ハードを持たないFacebookは、これからもクラウドで個人情報を大量に持つ。
LINEのポジショントークをすると、トーク内容をクラウドではなくスマホに保持する個人情報へ配慮をし、その分スマホ移行が手間というトレードオフを選択。
=引用=
アップルは個人の情報をできるだけiPhoneから出さずに処理する方針をとっています。iPhone Xからニューラルエンジンを搭載し、個人情報を大量に使用する機械学習もiPhoneの中でできるようにしました。GAFAと呼ばれるのはその独占的地位ゆえであり、それはプライバシーポリシーと関係ない。
特にデベロッパーに対するアプリケーションのレギュレーションとか、googleよりアップルの方がよっぽど閉鎖的。
アップルは垂直統合でエクスペリエンスのデザインをする会社なので、プライバシーではそれがポジティブに出る一方、エコシステムのフェアネスでは正直イマイチ。
googleの方がオープンなインターネットを信じて水平分業をやっているのでプライバシーではそれがマイナスに出る一方、エコシステムの他社協業上はポジティブに出る。
根幹ビジネスの違いによる思想の違い/結果の違いがそれぞれ違う領域でそれぞれいいことも悪いこともあるというだけでしょう。