自然に囲まれて育った子のほうが精神疾患にかかりにくいことが明らかに
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正直に申し上げてしまうと、この論文から「自然に囲まれて育った子のほうが精神疾患にかかりにくいことが明らかに」なったというのは言いすぎです。
94万人もの多数のデータと住環境の緑の量を関連づける作業はまさに疫学研究の醍醐味で、それ自体立派なお仕事ですが、それでもなお、多くの交絡因子が取り除けません。たとえば、自然に囲まれた地域の方にはそもそも精神疾患の遺伝的な集積が少なかった、緑よりも人口密度が低いことの方が影響を及ぼしていた、犯罪率が低いことが関連していた、など様々な可能性が否定しえません。また、詳細は省略しますが、統計解析方法にも問題があり、この研究を持って18のタイプの精神疾患との関連性について述べるのは難あり、と思います。
また加えて、このデンマークでの研究結果を日本に適用するのはさらに難あり、です。
しかし、研究の結果が悪用されるのでなく、緑地開発の根拠に用いられるのであれば、勘違いでも大歓迎でしょう。介入試験なくして疫学研究の結果を社会に活用することは非常に難しいですが、この研究のように社会を良い方向に導いてくれる可能性があるのであれば、そのテーマ選択こそが素晴らしいと言えます。大分で育った私は小さい頃、母に連れられて毎日川沿いを散歩することを日課にしていました。週末には電車で別府温泉へ。東京とNYを往復する今になって満員電車で通学する学生を見る度、あの時の落ち着いた環境は特別だったなあと改めて思います。
データの読み方には賛否ありますが、想像力を育む幼少期に自然に触れ好奇心を掻き立てられる機会をもつことが、将来の心の持ちように影響することは間違いないのでは、と個人的な経験から思います。なるほど・・・
だから私は精神が強い(言い換えれば図太い)わけですね。
まさに子供の頃は野生児でしたから。。
今から考えれば恐ろしいことですが、私は小学校に入る前まで、犬が汚いと思ったことがなく、当時飼っていた犬を散歩させている時、恒例で売れ残りの肉まんを親しい中華菓子店のおじさんから貰って、犬と一緒に分けて食べていました。犬が食べた後に自分で食べてたからな~(-"-)(-"-)
犬が靴を履いていないからと言い張って、裸足で原っぱを走って、湧き水を飲み、草を布団代わりにして昼寝していたらしいです。
一歩間違えれば狼に育てられた子供のようで・・・
でもお陰様で神経はタフです、アハハ・・・と笑ってごまかす。