“問い”を立てられる人材こそ、イノベーションを起こせる
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「リベラルアーツ」といえばの山口周さんと、それをグローバルな視座を持って学べる、立命館大学グローバル教養学部の立ち上げに携わられている、崔裕眞先生のお話をお伺いしました。
最近、ビジネスシーンにおいては「リベラルアーツ」を学ぶことの重要性は頻繁に語られております。それを一歩進んで、グローバルな視点、すなわち日本人のアイデンティティを意識すると、日本人としてどんな感覚で「リベラルアーツ」を学んでいくべきかも分かる、ということがとても興味深かったです。
本文にも、例として挙げられていますが、日本人の長所は「幕の内弁当のように、一番おいしい組み合わせでパッケージングする能力が優れている」こと、そして短所は「シングルスタンダードではない」こと。
もちろんどちらが、良い悪いという話ではありませんが、それを認知した上で、世の中にある「問い」を作り続けることができれば、日本ならではなイノベーションを産むことも、体現する人材も生まれるかもしれません。
実は、奇しくも立命館大学は自分の母校でもあるのですが、今、学生や学習意欲をもつ人材が、同学校に集まろうしていると知って、12年前の自分に、そんな優秀な学生達の爪の垢でも煎じて飲ましてやりたい気分になっています(笑)日本にも感性で物事を捉えるリベラルアーツの素地はあるのでは。わかりやすいのは浮世絵、何百万種類もあるが、浮世絵と聞けば、あるイメージを思う浮かべられる。
俳句も、同様です。感性の凝縮がそこにはあります。リベラルアーツの定義にもよりますが、グローバルな視点も重要ではありますが、日本人のDNAとなっている日本的なリベラルアーツを見直すことが大切だと思いました。問いを立てろと言われても…という人にオススメなのが、山口氏の著書『武器になる哲学』。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』と同様の問題意識から書かれた本です。
哲学には、問いの立て方や解く過程が凝縮されています。
哲学を通して、状況を洞察するフレームワークを学びながら問いを立てる練習をするのも良いかもしれません。
『武器になる哲学』の要点を私なりにも整理してみました。
https://www.biz-knowledge.com/entry/philosophy-weapon