AirbnbやPinterest、他社買収が活発な米国のユニコーン企業
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米国のスタートアップ(VC等から出資を受けている未上場企業)のイグジットの9割は買収によるものです。一方、本邦では基本的にはマザーズへの上場がメイン路線で、スタートアップの買収はまだまだ件数が多くありません。
こうした現状を鑑みて、日本のスタートアップのエコシステムをより活性化するためには、IPOだけでなく、買収によるイグジットの機会を増やしていく必要があるといった趣旨のことを、私も度々発信しています。
一方でUSのスタートアップ買収を見てみても、ウォルマートやGMのような老舗企業がスタートアップが買収することはあるものの、買収者の中心はあくまでGoogle(未だにアルファベットという社名に馴染めません)のようなスタートアップ出自の会社が中心です。
この点、日本でもスタートアップ買収はスタートアップ出自の会社(最近ではメルカリなど)が担っている状態であり、スタートアップの活性化によって上場するスタートアップが増えてくると、並行して買収件数も増えていくのではないかな〜と、少し楽観的に見ています。スタートアップ買収の主役が米国では老舗大手から朝倉さんのおっしゃるGAFAのようなスタートアップカルチャを未だ有するニューエコノミーに移り、そして現在ではそこから更に未上場でメガ化したスタートアップによる買収に移っているという話。
アジアでも同様です。いま一番スタートアップを買収するのは東南アジアではGrab、ゴジェック、インドはフリップカート。
少なくともその点だけでいえば日本よりもアジア諸国のほうが進んでいます。成長期でのM&Aは一つの効果的な手段。特にグローバルでビジネスする上でM&Aは新しいマーケットへの進出、及び優秀な現地メンバーの獲得という意味で有効的に使えるかと。
弊社も創業2年半以内に2社のM&Aを行いしましたが現地の優秀な経営陣をチームに迎え入れることができたのは心底良かったと思っています。