マッキンゼーが"哲学者"を在籍させる理由 - 役に立たなそうなことほど役に立つ
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あるゴール対し、前提となる問題設定を間違えると、全く無意味な議論になる。
現状把握→問題設定への分析が要である。 また、その分析にはテクニカルだけではなく、カルチャー、生活様式を含めた観点が必要。
考える次元と、前提となる思考の基盤にも意識して、と。
注目のコメント
「センスメイキング」の大切さに関連する体験談として、コンサル時代経験が今どういきているのか取り上げて頂きました。
我々は環境の影響で大きく成長する事も潰される事もありますが、自分より途方も無く賢いと思う人達に囲まれて切磋琢磨する環境を大学院とマッキンゼーで体験出来たのは、視野だけで無く、考え方や、仕事の仕方など今の大きな肥しになっています。素敵ストーリーでめちゃくちゃ納得感ある。アメリカのMcKオフィスだったからっていうのも大きいかもですが。
いずれにせよ、多様な視点でアプローチすればするほど、影響範囲も広く抑えられるし、物事の本質にも迫りやすい。でも漫然とやっても相互理解は得られない。ここで書かれている共通のアプローチに加え、異文化の人たちの気持ちに寄り添えるか、で決まる。
理解はできないけど共感はできるし、なんとなくは方向性はつかめる、ということがあるかないか、これが大きいのだと思う。
そうやっていろんな視点や価値観にニュートラルに触れ、自分の中に疑似体験も含めて多様な視点での体験がたまると
“「センスメイキング」によると、物事を推論するときには先入観を持たずに事実を広く見て、ひらめいた仮説的な連想から考える「アブダクション」というアプローチが有効とのことです。未知の領域にチャレンジするときは、論理的思考よりも、自らのひらめきを信じたほうがいいのかもしれません。”
これこれ、これが出来るようになるのだと思う。一見全く違うことも必ず繋がっているものだ。それが離れている方がより広く深く掴めるといつも感じる。
自分のことしかわからないので、自分を例にするけれど、毎日吸収していることだけ考えても、オペラ、アートマネジメント、マーケティング、クロス・カルチャラル・コミュニケーション、キャリアデザイン、教育、最近はこれに健康…一見バラバラに見えるけれど私の中ではこれらは綺麗につながりこの点と点の間に細かな仮説や検証されたファクトが敷き詰められている。その感覚をいつも持っている。だから外にポンって新しく点が出てきても、慌てずにそこに向かってニューロンを伸ばして行けば良いだけのように感じている。時間がかかることはもちろんあるけれど。ビジネスにもプリンシプル(哲学、思想)や理念が重要なんだと思います。
全ては繋がっているため、ある技術だけが尖っていても、全体最適とはならず、哲学や思想から成り、誰もが共感する目指すべき社会像がないと持続可能な仕組みとはならないんだと思います。
90'sの日本の農業・バイオ政策・技術は、圧倒的でとても素晴らしかったそうです。
日本の政策・技術をみたドイツ人は、日本の素晴らしさを称えたそうですが、彼らに「日本は素晴らしいが、自分たちには哲学と理念があるから、最後には自分たちが勝つ!」と言われたそうです。
まさにそうなってしまっていることが悲しいです。
>テクノロジーだけでは限界がある。前提となる問題設定を間違えてしまうと意味を失ってしまう。技術だけではなく、使う人に思いを馳せる力が必要である。