日銀はタイミング見ながらオペ減額継続、需給引き締まりに対処
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日々のオペ結果について、いろいろと政策意図を邪推するのはやや拙速かと思います。
オペについては、決定会合による年間の買入目標の設定、そして年間目標に基づいた月次で公表している買入の運営方針もあります。そこでは、1,500~2,500億円程度としており、1,800億で買ったとしても方針通りの範囲内で買入れを行ったのにすぎません。また、実務部隊としては買入業務を円滑に行うため、市場の反応をみるために多少のトライをしている可能性もあります。
下限、上限に近づいているのであれば、まだしも、1回のオペで騒いでもあまり意味がありません。金融政策の正常化が話題になっていた昨秋までとは内外の環境が打って変わり、追加緩和の可能性すら取り沙汰される昨今です。その中で買入額を減らしたというのは意外と言えば意外ではあるけれど・・・ 発行済み国債の半分を買い占め、FEDやECBが足元にも及ばないほど極端な資産を積み上げた日本銀行。「必要があれば国債買い入れオペを減額していく姿勢を継続」しなければ、きっとどこかで行き詰る。奥底にはステルステーパリングへの誘因があるんじゃないのかな (・・?
とはいえことここに至っては、長期的な視点で足もとを調節することはたぶん難しい。「金利水準や金利低下の理由、スピードなどを総合的にみながら、今後も慎重にタイミングを計る」ことになるのでしょうが、傍目で理解するのは難しい局面が続きそう。ン? 乱暴過ぎる見方かな (^^;意外‥2月頭は円高に日銀はどう備えるレポートが某投資銀行からも。しかし、足元で債券、株、為替が悲観した程でない状況を踏まえてのようにもみえます。結局は足元次第!?