あなたがFinTech企業マネーフォワードの社長ならどのような経営戦略を取るか?
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注目のコメント
"クラウド会計ソフトへのシフトが急速には進んでいない要因としては、以下の2つが考えられます。
1つ目は、既存ソフトから切り替えた時の操作性などの違いによる教育コストがかかってしまう点が挙げられます。企業の規模が大きければ大きいほど、会計ソフトを利用する部署や関係者も多くなり、コストが大きくなってしまうでしょう。
2つ目は、企業の規模が大きくなったり、特殊な業態であったりすると、基幹システムである会計ソフトに対しても全ての業務フローをカバーすることが求められます。そのため、既存の会計ソフト各社は会計ソフトも含め、販売管理、在庫管理、人事労務管理といったERP(Enterprise Resources Planning)領域全般をカバーするようなカスタマイズ対応も行なっています。しかし、現在のクラウド会計ソフトは、そのようなカスタマイズ対応をしていないことが殆どのため、インストール型を使用し続けるという状況です。"
すでに会計ソフトを導入している企業にとって、企業規模が大きくなればなるほど、クラウド化へ切り替えた時に、これまでの取引データなどがきちんと引き継がれるかの洗い出し、関係部署との業務調整など、スイッチングコスト面が大きくなりがちなのが、難しい点かもしれません。