Googleの投資について調べてみた
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GVとCapitalGはGoogle本体とは独立したファンドで、戦略面や事業面での連携は一切ありません。親会社の方針や戦略に縛られることなく独自の判断で投資し、保有株式をGoogleの競合企業を含め、誰にでも売却できます。
Googleの目的は、シリコンバレーでもトップVCに成長したGVを通じて“what’s next?”を知ること。あの規模と地位を確立したテックの巨人ですら、次の大きな波に乗り遅れることへの恐怖心がある。その為にあえて、完全独立した運営で、外部から採用したプロ人材に任せています。
この点、日本をはじめ世界で勃興する「シナジー前提」「オープンイノベーション型」なコーポレートベンチャーキャピタルの多くと一線を画しています。シナジーを突き詰めすぎて本業に近い分野でしか投資できない、投資リターンより協業が優先してパフォーマンスが悪化する、といった間違いが起きないようにしています。
一方、Gradient VenturesはアーリーステージのAI特化型でGoogle本体のバランスシート投資です。GoogleのトップエンジニアによるサポートやBootcamp開催など、事業面での連携も図られている点で一線を画しています。
シリコンバレーでは特にアーリーの段階ではコーポレートベンチャーからの出資は避けられる傾向にあります。事業会社の色が着くこと、アイデアを盗まれる可能性があるためです。Gradientもあくまで情報はGradientのチーム内に閉じること、ファウンダーファーストでありGoogleへのメリット還元は二の次であること、を謳っています。今後の成果に注目ですね。バランスが良いですね。
アーリーステージのスタートアップでGoogleのもつデータアセットを活用できたりエンジニアの派遣までの特権があるのは良いな!GV:
北米、欧州中心に広く300社に投資
CapitalG:
Later stageな企業への投資が多い
Gradient Ventures:
EarlyStageかつAIに特化
3社の投資先や傾向は勉強になりそう!