キットカット抹茶味がドンキで売れる理由
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注目のコメント
すごく深い記事。
「物事の本質を見極める」というのは、あたりまえを疑うことであり、課題を安易に片付けてしまうのではなく、「なぜ?」というのを深掘りしていくことが重要ですね。
ガムが駅の売店で売れなくなったのは、スマホの影響、
という考察も、なるほどと思いました。金言だらけの素晴らしい記事ですね。
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ネスレ日本の社員を対象に、勤務時間の使い方を調査し「考える」ことに使っている時間は7%程度。この結果にはショックを受け他の社長に話したら、「多いほうではないか」と言われてさらにびっくりした。
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つまりは課題発見力が育っていないという仮説は同感ですね。
ガムが売れない理由、車やビール離れと、身近な事例があるので、考えられることもこの記事のメリットですね。いい記事です。タイトルにある「理由」は最後に書かれていますが、それまでの部分が面白かったです。
中国からの観光客に抹茶テイストが人気なのはドラックストアなどの店先の陳列を見るとよくわかりますが、キットカット抹茶を買いたいと思う仕掛けがネットCM(ネスレシアター)にあったとはこの記事で知りました。もはや「テレビCMは値段に見合わない」というのはセンスある会社の常識になっているようにも思えます。
スーパーマーケットの話やジェンダーバランスの話なども興味深く読みました。
「結論を出すまでに5年かかりました」のところなどは感心するとともに単純に「偉いなぁ」と思いました。
一点、ちょっと違うと思ったところは「私は、考えることこそが、ホワイトカラーの本来的役割であると考えています。」の部分。
ブルーカラーが考えることの必要のない役割の仕事とは思わない。ベルトコンベアの前で流れ的に作業をしていてもどうすれば間違いを少なく同じ質で…と考えカイゼンすることが大事でトヨタを代表にそうして日本の産業は競争力を高めて来た。これは現場を見ないホワイトカラーにはできないこと。ホワイトカラーも考えることが役割ではなく、担当業務を効率的に効果的にしていくことがまず大事な役割、その上で担当業務の範囲を超えて自社の仕事や商売の仕方などの視点から考えるのがを良くしていくことがこの社長の言われる「ホワイトカラーの本来的役割」ではないだろうか。現場にいないが多くの情報が集まる事務所・本社にいるからこそ多面的な視点から考える機会があると思う。ホワイトカラーはその環境で考えることが「役割」(のひとつ)なのだと思う。
ホワイトカラーでもブルーカラーでも考えることは大事と再認識させられた記事でした。