英、EUに再交渉要請へ 離脱案変更必要とメイ首相
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「合意なき離脱」まで時間が少なくなるなかで予想通りと言えば予想通りだが、繰り返し再交渉の余地はないことを強調してきたEU側が交渉のテーブルに着くのかは疑問が残ります。
ただ、ここが山場であることは間違いなさそう。。。
注目のコメント
EU側(ヨーロッパ委員会委員長)は、これ以上の再交渉には応じない、と答えました。英国からEUへの再交渉要請は拒否されました。
そもそも一度メイ首相とEU側が離脱案をまとめ、期限も3月29日と定めました。しかし、英国議会でこの離脱案が拒否された結果、メイ首相と英国議会は、じゃあ、納期を伸ばしてもらってもう一度離脱案を交渉しよう、と一方的に要請しだしました。いわば契約不履行なので、EU側は、再交渉を拒否する権利があります。
EU側が再交渉に応じないとなると、3月29日に自動的な離脱、いわゆるハード・ブレクジットとなる可能性がいよいよ高くなりました。英国経済への打撃と混乱が最も大きくなるシナリオと見られます。EUの側は、離脱延期なら受け入れる可能性があるだろう。だが、合意内容の実質的な変更を受け入れる用意はない。そのことは、何度も何度も何度も繰り返し宣告されていたことだ。何よりも、一旦合意したことを変えようというのなら、まず英国内の総意をまとめた上でないと、EU側もどうしようもない。英国内で意見の一致がない中で、とにかく再交渉だというのでは、時間切れで合意なき離脱に飛び込んでゆくようなものだろう。ちなみに、フランスのテレビでは、しきりに大雪のニュースを繰り返している。英国の再交渉要求など、とても小さな扱いだ。
メイ首相も議会に離脱合意案が拒否された以上再交渉要請するしかなく、Eu側も再交渉に応じないという姿勢を簡単に変えるわけにはいかず、双方の出方は予想の範囲内ではあります。
ただ、メイ首相に与えられた時間は2週間。2月13日が次の節目になります。