【連載】アイオワとグアテマラの2つの田舎町をつなぐ不法移民の物語 #1
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田舎町に現地の人たちとは接点をもたない移民労働者のコミュニティができる、という話です。こういうことはマレーシアでもあるし、日本でも近いことは起きているでしょう。現地の住民は、固まって暮らしてコミュニケーションもとることのない移民労働者たちを不気味に思うようになります。
こういうことが起きる主な理由の一つは、移民労働者たちが密入国者で不法就労者である、ということでしょう。そして、彼らをできる限り安く雇いたい雇用者たちの存在です。 中南米や中東の経済成長はかなり見込みが薄く、北米やヨーロッパへの移民の流入は続くでしょう。その際、可能な限り合法的な入国と就労を経て入ってくるようにしないと、現地社会と接点を持たない独自のコミュニティがどんどん大きくなるでしょう。移住先国で同民族がコミュニティを作って生活する、という流れはとてもよく理解できます。アメリカで(合法)移民やってますが、日本人コミュニティができると正直助かります。
同民族でコミュニティを作るのは違法かどうかより言語の壁が大きいでしょう。現地語を使えない人が多ければ、合法で来ていても閉鎖的なコミュニティができやすいです(日本自体も外国語ができる人が少ないので、日本が閉鎖的になるのは不思議ではありません)。
記事の中の人は、移民が英語を喋らないのが気に障る、地域に溶け込んで欲しい、とありましたが、「世界共通語」の英語ネイティブの人に、非英語ネイティブの移民の心細さが分かることはないだろうな、と思います。自国の外で母国語が通じることの便利さは大きいです。だからコミュニティが作られるのですが、理解できないので摩擦はなくなりません。
日本にも移民が増えてるので似たような問題は避けられないでしょうが、比較的に短期の人が多いようですし、アメリカよりは深刻にはならないと見ています。