決済アプリはひとつだけ スウェーデンの楽々キャッシュレス生活
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
Swishという決済アプリ。
〝2012年にスウェーデン及び北欧の6つの銀行が開発。現在の国内ユーザーは約670万人で、1000万人の人口のうち半数以上が使用していることになる。″
上市してから6年ほどで、人口の67%に普及してのは、なかなかのスピードですね。
ただ、まだ送金利用が大半を占めていて、Swishでの決済は少ない模様。スウェーデンは既にクレジット決済が普及しているので、他のキャッシュレス決済ニーズは低いのかもしれませんね。<Swishで支払う時> ※露店や、個人間でのやり取りが多い
1. swishアプリを開く
2. 相手の携帯番号を打ち込む(又は相手のQRコードを読み込む)
3. 金額を打ち込む
(必要ならmemoを数文字入れる)
4. 支払うボタンを押す
5. Bank IDアプリが自動で開く
6. 暗証番号(6桁)を入力する
支払い完了!! (所用30秒から1分)
<銀行アプリで支払う場合> ※光熱費・駐車場代等
1. 銀行アプリを開く(パスワードの入力が必要)
2. 支払い画面で、相手の口座・金額・支払い識別番号を入力する
(手入力も当然できるが、請求書・請求メールに印字されている数字列をカメラで読み込むことが出来る!!これが便利!)
3. Bank IDアプリが自動で開く
4. 暗証番号(6桁)を入力する
支払い完了!! (所用1、2分)
後者について、例えばコンビニで公共料金を支払う一連のプロセスと比べると(郵送・開封・コンビニに忘れずに行く・店員さんに処理してもらう・現金ジャラジャラ)、それは生産性が高いですよね。。
なお、Bank IDは、役所から公的な書類をネット上で要求する際にも、本人確認として使用します。
こうしたBank IDの様な社会基盤が、まさに日本でマイナンバーカードに求められている機能なのでしょうが、関係者も銀行の数一つとってもスウェーデンとは桁外れなので、時間はかかるでしょう。
ただ、こうした海外の先進事例と教訓に絶えず触れることで、国内事情を変える推進力にして行くことはとても重要だと感じています。