イケアが原宿駅前に"狭小店"を出す理由
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イケアもニトリも、あとは家具に限らずほかの業態でも、好立地狭小店の出店は続くと思う。
オンラインでの購買に抵抗感がなくなっている。一方、リアルでモノを見れる強みや、普段から顧客接点を持つという位置づけだと思う。大型店舗、極小店、アプリ・ウェブのEC体験、これを全部どうやって体験として設計できるか。「知らないものは、無いのと同じ」。
IKEAというブランドを知らない人は少ないでしょうが、IKEAの店舗が自分の日常的な生活圏にどのように存在しているかを明確にイメージできる人は少ないでしょう。コンビニと比べれば、その差は歴然です。日常的に接触しないものは相対的に認知が下がり、「無い」に等しい存在になるのです。
郊外型店舗は、そこへ「行く」という行動目的を限定される分だけ心理的な距離も遠くなりがちです。実際に購入できる商品は少なくても、日常的なリアル接点として存在を認知させることが、顧客誘導を促すショールーミングの価値なのだろうと思います。ちょっと惜しい記事。ショールーミングも一理あるでしょうが、ECかどうかではなく、プッシュ型の店でインプレッションを高めること、フラッと寄れる顧客接点を持つことだと捉えています。
郊外型のプル型(来てもらう)戦略では、今の時代キツイということでしょう。それも、若い人が車を持っていないからというよりも、みんな忙しい中での可処分時間を“ゆっくり買い物”に充てなくなったからではないでしょうか。
原宿店→ECというのは間違いないですが、原宿店を見てまとまった時間ができたら郊外店へという流れも作りたいのが狙いだと思います。
ただし、今後家賃も人件費も高騰していく流れ。ウェブルーミングを前提とした狭い店やポップアップ店というのが、小売業として少しずつ増えていきそうだと見ています。