市場規模が2兆円?「日本の工作機械はデジタル化で3兆-4兆円産業になる」
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工作機械は間違いなく日本優位な産業。
ロボット含めた産業用工作機械は、製造のデジタル化最前線。
製造管理ソフトとの連携、遠隔監視、予防保全、ツールの寿命予測、などなど、まだデジタル化で発展する余地は十分ある。
「インドは良くなる。(中略) 輸出管理を完全に守り、年100―200台の生産を考えている」
案外知られていませんが。。。。
昔、東芝子会社のココム違反での潜水艦のスクリュー加工事件がありましたが、精密加工が可能な工作機械は輸出管理対象です。世の中の多くのモノは大量生産。そのために、金型で金属やプラスチックを加工するが、その金型を作るのに工作機械が用いられる。また、最近はスマホやPCの金属筐体は一個一個削って作られている。直接的には見えなくても、日々触れるほとんどのものは何かしら金型を使ったものといっても過言ではない。そのため「マザーマシン」とも呼ばれる。
進化と併せた機械の運命は、歴史を紐解くと色々。例えば織機は現代人の衣服を支えている。ものすごく生産性が改善した一方で、残念ながら機械需要が減少(1台で生産できる量が増えたのと、需要とのバランス)し、価格とのバランスで市場規模は長期では縮小した。
工作機械について、業界と需要業界のバランスで、両輪で成長してくれると嬉しい!2018年の受注は大体1.8兆円、この記事によると2019年は中国・米国の減少などで1.5-1.6兆円くらい(前年比▲10-20%)になるということで、特に年の前半は厳しそうですね。年後半は外需の底入れしていくと私は思いますが、内需の方では逆に消費税増税の駆け込みの反動もあるかもしれません。
デジタル化で工作機械メーカーが集約するのか、デジタル化で生産性が上がりデフレ基調になるのか、あるいは欲しいものをカスタマイズして手に入れるようなBTO時代に入るのか、論点がつきませんね。