「共感力」が経営を殺しうる理由
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注目のコメント
「共感力は必要か」という問いと、「共感に基づく、意思決定はやめたほうがいい」という提言は違う事を言っている気がしました。
xxxに共感して(鵜呑みにして)、xxxを意思決定しました!
は良くなくても、
xxxに共感して(参考情報にして)、xxxを検討した結果、xxxと信じるので、xxxを意思決定しました!
は大事な事ではないかと。
つまり、意思決定を自分ではなく他者に委ねる事は悪だと思うけど、共感力そのものが悪か善かは別の問題だと思います。共感力ありげな人にヒトも情報も集まって来る気がするし。
いざという時に意思決定する場面では頑固なまでにブレないけど、日常のコミュニケーションでは共感力溢れている感じ、もっというと日常は万物から謙虚に貪欲に学んでいる感じ、が私の理想です。SNSが生まれたことで「共感力」は確かにパワーを持ちました。ただ経営の場においては「共感に基づく意思決定は誤る」と私は常々感じます。天才を殺す凡人の中でも、その危うさを指摘したとおり、なぜ「共感力が経営を殺しうるのか」を書きました。
共感力は鍛えるものではない。
コミュニーケーション力だ、共感力だと騒ぐから変な方向に進む。
共感は生まれるもの。共感したことを自分のこととして想像する。そして本当にいいと思えるかどうか。
表面的な演出で共感を生んでいるかのように思うのは、共感力があるとは言わない。
全員が賛成することはやめた方がいいと、よく言われる。ここで賛同を得られているのは、想定の範囲内で理解されているということ。共感されているわけではない。
スティーブ・ジョブズがやったように、自分が信じるものを世に送り出し、強い共感を生み、人々に受け入れられる。経営における望ましい共感力ですね。