YOUは何しにベンチャーへ？ 外資金融でリーマンショックを経験した2人のCFO
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注目のコメント
金坂CFOとは大学の同級生だったこともあり、マネーフォワードさんに転職される際にお会いして話したこともあります。
「もともとスタートアップなんか興味なかったよね？」と聞いたところ、サンフランシスコオフィスの勤務中にUberその他のスタートアップの躍進を見て興味を持つようになったと聞き、人は置かれた環境での巡り合わせに多分に左右されるものだなと改めて思った次第です。これがロンドンオフィスだったら、また興味の方向が違ったのかもしれませんね。
「リーマンショックを社会人2年目で経験すると、世の中のはかなさというか、『会社が個人を一生守ってくれるという幻想』は持たなくなります」というのは同世代として非常に共感するところ。
日に日に減っていくミドル層を見たり、レイオフを体験したりする内に、組織に依存せずに処していくことの必要性を痛感しました。
また、コスト削減的な守りの色彩の強いプロジェクトを経験する内に、自分はできあがったパイを守り続けるよりも、前向きに小さなパイを大きくすることの方が好きそうだと気づけたことは、リーマンショック直後のスタートアップの世界に飛び込む大きな動機付けになりました。
ことほど左様に、人は置かれた環境に影響されるものですし、悶々と自分探しを続けるよりも、さっさと行動してしまった方が、自分の志向性を見出しやすいと思う次第です。下でコピペしたお二人の対談の部分に共感。やっぱり”世界金融危機（リーマンショック）世代のCFO”とは気が合いそう笑。
世界情勢が不透明なので、私は最近少し気を引き締め直して、警戒モードで資金やマーケットを見ています。
---引用---
マネーフォワード 金坂：リーマンショックを社会人2年目で経験すると、世の中のはかなさというか、「会社が個人を一生守ってくれるという幻想」は持たなくなりますよね。いい意味でどう会社を使うか、どう関係性を築くのかが、すごく重要だと思いますね。
Wantedly 吉田：（上記の金坂氏発言を受けて）当時は1年で売上が半分になる会社があったり、外資金融でも1年以内に日本から撤退するところもありました。だから、今のトレンドがずっと続くとは思ってないですね。お金の調達に関しても、変に上振れした部分で調達したのか、堅調なところで調達できたのかでも、全然違います。逆回転し始めたりしたときには、もう一瞬なので…、怖さは常にありますね。CFOの役割としても、最後の一線を守るのは、仕事の1つだと思っています。吉田CFOは京大アメフト部OB。後輩が頑張っているとこちらも頑張ろうと刺激を頂きます。
京大アメフト部もこの世代の人たちから、大企業に勤め続けている人の割合がグッと減りますね。
いかにリスクを取るか。逆に言うとリスクを取らないリスクをどう考えるか。今後のキャリアのキーワードになりそうです。
