トランプ米大統領、政府機関閉鎖巡り19日に「大々的な」発表へ
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注目のコメント
何についての「大々的な発表」かが問題です。
ツイートを読むと、「Shutdown」は付け足しでメインは「the Humanitarian Crisis on our Southern Border」のように読めます。
直前までさんざん民主党を非難し、南部国境を更に多くの不法入国者が越えているとツイートし続けていること、年末暴落したNYダウも半値以上の戻しを達成しており多少のマイナス事象には耐えられると思われることなどを踏まえると、「可能性を排除しない」と言っていた非常事態宣言をする可能性が濃厚のように思います。
政府機関の閉鎖が長引くと景気にも悪影響を与えるとの観測記事も出ており、株価を自身の成績表のごとく見ているトランプ大統領としては、瞬間的な市場の動揺より、(世論調査でもトランプ大統領に責任があると言われている)政府機関の閉鎖を理由とするじわじわとした株価下落を回避する判断をしたのかもしれません。
発表を注目したいと思います。
【追記】
Bloombergによると19日には非常事態宣言の予定はない、民主党にインセンティブを提供の可能性とのこと。
【追記2】
蓋を開けてみれば民主党の主張しているドリーマー保護政策を受け入れる代わりに壁建設予算を認めろ、という内容でした。しかし、交渉のボールを投げられた民主党がこの提案も拒絶してしまうと、トランプ大統領に非常事態宣言を出す大義名分を与えてしまう形になりかねません。ディール好きなトランプ大統領ですから当然、そこまでは計算の上でしょう。
民主党がトランプ大統領の提案を受け入れれば週明けの市場は事態進展を好感して騰がるでしょうが、そうすれば「私が民主党に譲歩してやったからだ。しかも壁もできる!」となります。民主党がトランプ大統領の提案を拒絶して市場が下がれば、「私がここまで譲歩しているのに!すべての責任は民主党だ」と逃げられます。
本当にこの人はディールの持って行きかたが上手いと思います。どうやら、政府機関の正常化を高らかに宣言するらしい。
追記 国境の壁問題に関して「大々的な」声明を出したものの、民主党は拒否する姿勢であり、政府機関の閉鎖は続きそうです。週明け株式市場にはマイナス材料。