「ダサい邦題」「タレントでPR」、熱心な映画ファンが“無視”される事情
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「映画ファンから文句を言われ、興行は有力劇場チェーンのさじ加減次第、鑑賞料金以外に収益源がない――。洋画配給会社は、つらい。 」
意外にもこういう結論になっている記事で正直驚きました。
もっと洋画配給会社を叩いているのかと思ったのに(笑)。
私としては、例えば「The Big Short」が「マネー・ショート 華麗なる大逆転」になったのとか流石に酷いなあと思いました。意味通じないし”Short”の意味や映画が描いている事を理解してないんじゃないかとかさえ思ってしまいました。
ただ一方で、劇場公開前で殆どの人が見てないはずのに何故か炎上した『ドリーム 私たちのアポロ計画』は、twitterで映画評論家の松崎さんも言及していましたが、映画をみれば、この記事にある「売れるため」と作品性とのバランスで苦慮した上でのタイトルであり、すくなくとも嘘ではないタイトルだったりするし、「釜山行き」が「新感染」になったのも酷すぎてマヂか・・と思ってたけど作品見たらもうもはや「新感染」でもいいか(笑)という内容ではあったし、それもふくめて楽しむ位のスタンスでいいのではと思います。もちろん作品にあまりに嘘をついているタイトルだったり製作者の意図を踏みにじるタイトルはありえないとして。
『ドリーム 私たちのアポロ計画』とか、とてもいい映画だから日本でも劇場公開したいけど地味で売れなさそうだからと公開できずにいた作品を、どうにか広く興味を持ってもらいたいと思い、嘘のない範囲で、分かりやすく伝わるタイトルに苦心して、劇場公開に繋げたという話みたいですし、この記事にある様に、あまり邦題に目くじらたてて、叩いてネガキャンしても、映画ファンが映画ファンの首を締めることにってしまうのでは?というのはその通りかも。
結局テレビ番組と同じで、この手のはなしは、自分たちの鏡なのかなと思います。ムカシは良い邦題がありましたねぇ、例えば
http://katteni.onlyhearts.co.jp/sp/index.html
仏題: À bout de souffle
邦題: 勝手にしやがれ
ちなみにメリケン題は Breathless せめて、Breathlesslyにしとけば良かったのにと思うほどの芸のなさですよ。。。
あ、記事はごもっともですねぇ。。。
ツイキ
Kyosukeさま、いいですねぇ、Faye Dunaway
もっとイロイロあったのですが、ぜんぶ忘れちゃうんですよねぇ、年取ると
ツイキオワリ
ツイキ2
あ、そうそう 「明日に向って撃て!」(メリケン題: Butch Cassidy and the Sundance Kid)でした、「俺たち。。」と同じ頃の
ツイキ2オワリ
ツイキ3
あ、そうそう 「道」(伊題: La Strada)でした 「勝手に。。」より少し前かな? あ、コレはそのままでした(失礼) いつも勘違いしちゃうんですよね、Gelsominaってタイトルだと
ツイキ3オワリ
ツイキ4
あ、Kyosuke.さま、それもね 感心したものでした、生きるを死ぬに変えたセンスに
ツイキ4オワリあー、わかるこれ。
というかこのテーマ、私のnoteの映画特集でも書こうと思ってた題材です。笑
が、せっかくなのでコメントをさせていただくと、「題名」って1番はじめに仕掛けられる大事な大事な「伏線」なので、100%映画を味わうには原題のままが良かったりするんですよね。
また、見終わった後に初めて「題名」に込められた想いに気付き、改めて深く感動させられることもありますし。
それこそ、映画を咀嚼するっていうかな…。
まぁ悲しいかな、ここら辺はなかなか理解されることはありませんが。
ちなみに「ダサい」というか「残念な」邦題の映画を絞ってあげるなら次の2つですね。
①ゼロ・グラビティ
有名な映画なので見た人はわかると思いますが、あれは一見宇宙がテーマと見せかけて、その実地球をテーマにしています。
「失って初めて気付く『重力』の存在、大切さ。
重力のある地球で生まれた生命は、やがて海から陸地へとあがり、進化を繰り返すうちに我々人間が誕生します。
その“重力の中でしか生きてきたことのない”人間が、ついに重力の無い宇宙に進出し、そこで取り残された様」を描いているんですよね。
オリジナル版の題名はもちろん「Gravity」。
そこに「ゼロ」を付け足して安易に宇宙感を出そうとしている点が、映画の持つ重さをゼロに近づけています。
②ルワンダの涙
ルワンダ虐殺をテーマにした映画で、私も大大大好きな映画ですが、こちらも原題の方が100倍いいです。
原題は「Shooting Dogs」。
ネタバレになるので言わないですが、この原題に込められた意味・想いの深いことよ…。
「ルワンダ」とつけることによって、ホテル・ルワンダにあやかりたかったのか、単に分かり易くしたかったのかよくわかりませんが、とても勿体ない題名の付け方でした。