英下院、EU離脱を29日再採決 メイ首相、超党派で本格協議
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注目のコメント
「大局が離脱に反対なのだから、離脱案は否決された」「従って国民再投票すべきだ」のような誤った意見が別のニュースで見られますね。
問題の本質は全く異なるでしょう。
本質はアイルランドと国境が繋がっているけど、どうすんの？という問題でしょう。
「EUと関税協定が調整できなかったら、北アイルランドだけはEUと同じ扱いね。」という離脱案の条件が「ふざけんな、それじゃあ全然離脱じゃねーじゃん！」「UKとしてのナショナリズムはどうすんの？」という理由で否決されたという話ですよね。
https://www.bbc.com/japanese/46463747
何故ならここで「北アイルランドはEUね」とやってしまうと、再度紛争に繋がる可能性があるからです。
詳細は以下のページ。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/北アイルランド問題
追記：
もうちょい書くと背景に移民問題があるのですから、尚更です。
イギリスは主にプロテスタント。アイルランドは主にカトリック。北アイルランドは半々。
ここに移民であるイスラム教徒が大量に流入し、自国の文化の破壊を目の当たりにしたための「Brexit」と言う構造でした。
ここでのナショナリズムは当然の事ながら、UKはプロテスタントとしての、アイルランドはカトリックとしての文化やアイデンティティに基づくものとなるでしょう。
であれば紛争によりひとまずの決着がついた北アイルランドはどうするのかと言う問題です。メイ首相の辞書には、諦める、逆ギレするという言葉がないのですね…
彼女の強靭な精神力がどこから来るのか？
基本的には国を愛する気持ちだと思いますが、それでも本当に凄い人です。
反対だけして対案を出さないジョンソン氏には爪の垢でも煎じて飲んでもらいたい気分です。
