女子大生読者モデルは平成で終わる?ファッション誌で激減。もう憧れの存在ではない。
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ターゲットの年齢層を女子大生→around30に変えてリブランディングしたからです。今のJJの読者ターゲットは、30代前後です。
なぜなら女子大生を代表とする10-20代の女性層は雑誌を全く読まなくなっているので、女子大生向けの雑誌は軒並み部数が減っているからです。同社では、JJの前にクラッシィの年齢層を上にあげて成功をした経緯もあります。
つまり、JJ=女子大生の雑誌ではありませんので、女子大生は登場しません。。だいぶ前から。興味深い集計ですね。
大学名でラベリングしたりランクづけをすることが、読み手にとって流行遅れになったということだと思います。
(『SPA!』の時代錯誤な企画タイトルが炎上したように)
「大学にも」通っているけど、インフルエンサーでありクリエイターであり、発信者である、同世代の憧れの存在の女の子たちは、今もたくさん雑誌の誌面やウェブに登場しています。
以前はスナップ写真のキャプションに必ずつけていた「名前 (大学名・19歳) 」みたいな表記が、対象読者に重要な情報じゃなくなってきているんでしょうね。むしろちょっと恥ずかしいとか、萎え、なのかも?
なんてことを名前の後ろに会社名と肩書きつけて語ってるの、わりとマジで恥ずい。記事を読むと一瞬、女子大生のファッション離れのような印象も受けますが、個人的な感覚では、記事でも一部触れられているように、ブランド離れと雑誌離れは顕著なように思います。
というのもファッション・おしゃれという観点からいえば、なんでもかんでもヴィトンを合わせて、10代の分際でシャネルのチェーンバッグやスーツを身につけていたかつてのわたしのような女子大生・女子高生よりも、今の大学生の方がよほど洗練されている上に自分に似合うものを着ているわけで、むしろかつてのブランド女子大生やJJギャルのような現象の方が余程世界的にも世代的にも特異で異様なものだったと思うからです。
とはいっても奇抜な格好をした女子高生、ブランド狂いの女子大生だった立場からすると、今の若者はあまりに綺麗にまとまっている気がしてはいたのですが、それは特殊な感想であって、ある意味日本がグローバルな意味でも成熟したと考えるのが普通でしょう。私たちがヴィトンやシャネルを買い漁っていた頃、良識的な大人は、本場の欧米に行ったらそういうものはお金持ちのマダムや少なくともキャリアを積んできちんと稼げるようになってから買うものであって10代で持つのは変だと小言を言われていました。
若い女の子に一点だけ感じることとしては、記事でもユニクロで十分、といった表現があるように少々合理的、現実的にすぎるきらいはあるように感じます。若い人の恋愛欲がさがっていることにも通じると思いますが、アドレッセンスというのは大人になりきる前の猶予でもありますから、多少無駄な時間も過ごしたらいいのに、と老婆心ながらに思います。私の若い頃というのは合理性とは対極にあって、ブランド品だって景気が良くて買えたわけではなく、ただただ格好つけるためにキャバクラでバイトまでして無理して買っていたのだし、百害あって一利なしの日焼けをわざわざサロンにお金を払ってまでしていました。そんなことをする必要はないけど、少しの遠回りは、前進とかステップアップとはまた別の豊かさでもあるように思いますが、全体的に余裕のない雰囲気があると若者すら無駄を嫌うようになるのだとしたら、少し切なくも感じます。